話題のパワースポット、榛名神社でスピリチュアルなトマト

榛名神社が数十年来の賑わいを見せている。

雑誌やテレビの特集で、ここのところ立て続けに北関東最高のパワースポットとして
紹介され、夏休みに入ってからは平日も周辺の駐車場が満杯になることも多い。

また、これまでは榛名湖や山を下った果樹園に行かれる方の立ち寄り程度だった
観光客の流れは、榛名神社をメインにしながら周辺に足を伸ばす、というふうに
変化を見せている。

特に20~30代の女性やカップルが多い。彼らのコメントがブログやツイッターで広まっ
ているのも確認できる。初めてという方はもちろん、近隣の方が久しぶりに訪れその
素晴らしさを再認識した、という書き込みも数多く目にする。

jinja-tomato1.JPG1400年の歴史を誇る榛名神社は、ただ古いだけではない。山門から本殿へと続く
約550メートルの緩やかな傾斜の参道には、新旧の遊び心あふれるスポットにも出会う
ことができる。

山門と本殿の中間あたりにあるのが「水琴窟」。
水琴窟は岩の小石の間に柄杓ですくった水を流し、竹の先に耳を近づけると落ちて
ゆく水の涼しげな音が聞こえてくる仕組み。

アベックでも楽しめるように2本で聞けるようになっている。地元のガイドは男性どうし
では聞かないように、とアドバイスしている。理由は知らない。でもこの日、チノパン姿
のおじさん2人が嬉しそうに何度も水の音を楽しんでいた。良い事ありますように。

suikinkutsu.JPG赤い半球型のオブジェが組み込まれたトマトの碑もある。

江戸期から榛名神社は五穀豊穣を願う農村からの参拝者(=講)で賑わった古社。
その名残で、このようなユニークな碑も参道に点在している。

jinja-tomato4.JPGその近くの土産店の店先でトマトが湧き水に冷やされていた。この地域の特産の
「桃太郎」という品種、山麓の夏の太陽をたっぷり浴びているようで、まぶしいほど
真っ赤に熟している。

当協会の食品関係の会員さんもこの良質の地元産トマトを使っている方が多い。
このブログで使えそう、とトマトの前にかがんで接写していると、

jinja-tomato2.JPG「ひとつ食べてぎぃ」というお土産屋のお母さんの声。

振り返り見上げると、トマトを差し伸べるお母さんの背後には昼下がりの木洩れ日
が数すじ射し、その立ち姿は慈悲深い観音さまのようにも見えた。

jinja-tomato3.JPGご利益ありそうなトマトだ。そのままカブりつくとジュワっと果汁が滴り、口中に複雑な
甘味が広がった。

参道途中で思いがけずにご利益というかパワーを授かったような気分で、軽やかに
本殿へと足を進めた。