sukeroku.JPG基本的にこのブログで取り上げるのは、高崎市物産振興協会会員に関わる話題と
決めているが、今回紹介する「手作り煎餅・助六」さんは会員ではない。 正確に
言えば、現在の会員ではない。

助六さんには私が事務局員になってから間もなく、退会の手続きに伺った。高崎駅
から程近い住宅街にあるそのお店は、そこに用がなければまず通ることはないだろう
目立たない路地にひっそりと店舗を構えていた。

小さな店を入るとまず火が落とされたコンロが目に入る。営業時間中にはからん、
からんとひっくり返されながら焼かれていただろう煎餅の匂いが、隅々まで清潔に
整えられた店内に、微かに残っていた。

その時迎えてくれたのは店主の井田さんとその奥様。以前は県内外の物産展にも
精力的に出展、高崎駅東口にも店があり、場所柄多く訪れるお使物客で忙しい毎日
だったそうだ。

商売をはじめて30年が経ち、夫婦ふたりで切り盛りするようになってた現在、後継ぎも
ないし催事にも出られないだろうから・・・と井田さんのお話を伺いながら、退会届に
判をいただいた。

帰り際、いろんな種類の煎餅を持たせてくれた。シンプルな堅焼、胡麻、海苔、豆煎、
ざらめ。スーパーで見かける煎餅よりはやや大振り。媚びてない。あごに伝わってくる
堅さは食べてるのが嬉しくなるくらい。そんな快感を、しばらく自宅で楽しんだ。


それから長らく接点がなかった助六さんだったが、今年の春以降続けてその手作り
煎餅をいただく機会があった。

純米酒『観音桜』の岡村合名会社、笹谷さんが事務局に差し入れてくれたのが5月の
連休前。手土産にはいつも助六さんの詰合せを選んでいるとのことだった。

それから間もなく。外回りの仕事が多い同居人が、訪問先で薦められてもらってきた
のがまた助六さんの『餅花林糖(もちかりんとう)』の珈琲味。ご丁寧に拙ブログでも
紹介した方がいい、とも助言された。

以来、我が家には高崎の多くの家庭にガトーフェスタ・ハラダさんのラスクが常備して
あるように、助六さんの珈琲味のもちかりんとうがいつでも食べられるようになっている。

先月は盆土産も助六さんの詰合せともちかりんとうにした。小学生の甥っ子も喜んで
食べていた。

何より味や食感のバランスが絶妙。食べ飽きないくらいの味の濃さ、また煎餅ほどでは
ないさっくりした食感。ほんのり甘苦く、緑茶、コーヒー双方に合う。

また、東ハトキャラメルコーンに入っているピーナッツと同じくらいの確率で、ロースト
されたコーヒー豆が入っているのに出会える。かりんとうといっしょに食べても美味しい。

ちょっと遠回り、それからいろんな縁が重なって再会したこのお店とお気に入りの商品。
実はお店の近くの道、自転車通勤で何年も毎日通ってたのだけど。そんなご近所の
逸品、結構見逃しているのかもしれないな。


◎手作り煎餅助六
 http://www.senroku.com/top.asp

jazz1.jpg振り返るとその時の体の重さで普段聴く音楽のジャンルが異なっていた。

70kg台だった学生の頃はクラシック。ほぼ毎晩コンサートホールのハシゴで、
バイト代もほとんどをこの趣味に費やしていた。

社会人になってから随分体重が落ちた。65kg前後だった当時没頭したのが
モダンジャズ。そして限りなく80kgに近づいた今は専ら古典落語を子守唄
代わりに流している。


これは多分もう戻らないだろう身軽だった頃の話。

高崎の繁華街、柳川町の交番の向かいにFさんのスナックがある。酩酊状態
の客に絡まれても苦労なく避難できそうな立地のこのお店は、知る人ぞ知る
ジャズスポットでもある。

社会人になってはじめてボトルキープをしたのもこの店だ。

10席足らずのカウンターの正面には、ボトルとCDが半々くらいズラリと並ぶ。
CDは全てジャズ。優に2千枚は超えるだろう。当時は新譜も殆どここで聴けた。

その後ろ、つまり飲客は背を向けていることになるスピーカーは背丈くらいある
JBL、またカウンター脇にはマッキントッシュと真空管製のアンプが備え付け
られている。オーディオファンにとっても垂涎の品々ばかりだ。

Fさん主催のコンサートも以前は年数回開かれていた。その顔ぶれは壮観だ。
ミルト・ジャクソンやマイケル・ブレッカー、レイ・ブラウン・・・。長年、高崎に
ジャズ界の巨匠たちを招いてきたのが他ならぬFさんだった。

それだけではない。

まだ無名だったジョシュア・レッドマンやエリック・アレクサンダーの才能を一早く
見出し、初来日時のステージをこの街で実現させた。ステージ後の彼らがこの
お店のカウンターでFさん手作りの家庭料理を楽しんでいる写真が残っている。


10年くらい前だろうか。Fさんのお店で飲んでいると、ひとりの客が入ってきた。

すると普段は自身がその日の気分で選んだCDを必ず最後までかけ続ける
Fさんがめずらしく曲中でディスクを入れ替えた。

間もなくして流れてきたのはアート・ブレイキーの『モーニン』だった。その人の
お気に入りなんだろう。ロックグラスを手にすると私の方に軽く会釈し、ゆっくり
ウィスキーを口に含んだ。

コツコツとリズムに合わせてグラスをカウンターにあてる音が聞こえてくる。
自然と私も、同じくそのリズムに加わった。

今思うと、とても印象深いひと時だった。でもどことなく漂うその人のオーラに
圧倒され、会話らしい会話は交わせなかったような気がする。

その人の姿を再び目にしたのはそれから数日後のこと。新聞の経済面だった。
その企業始まって以来の人員整理計画を発表するその人がいた。

そういえば私はいま、その会社のPCでこのブログ原稿を打っている。

あの幸福そうにグラスを傾けていたその人が、その時何を考えていたのか、
胸中どんな想いだったのか。ブレイキーのこの曲を耳にするたびに思い出す。

jazz2.JPG今週末、倉渕のはまゆう山荘で『群馬ジャズフェスティバル』が開催される。
第1部は県内の大学のビッグバンドが、第2部ではベテランの辛島文雄らが
出演する。

大自然に囲まれた山荘の野外広場でのステージ、客席のまわりでは地元
食材を中心とした各種料理も楽しめる。

久しく聴いていないジャズ、気分は身軽に出かけてみたい・・・。

◎はまゆう山荘
 http://www6.wind.ne.jp/hamayu/

榛名神社のパワースポットブームによる参拝者の急増は、高崎の榛名地域の
各所に波及効果を見せている。

神社からさらに先に上った榛名湖畔は夏の定番風景となっているトテ馬車が
フル稼働。その間をレンタサイクルに乗った初老の夫婦が颯爽と走り抜けていく。
平日にもかかわらず今日のロープウェイは満杯の乗客をのせ榛名富士を登る。

山麓の果樹園も県内外から新鮮な梨を求めるお客さんで大賑わいだ。里見地区
の梨園では、店先で採れたての幸水梨を頬張る家族の微笑ましい光景がそこ
かしこで見られた。その前を宅配便の集配車が数分置きに通り過ぎていく。

fruits1.JPG     いったい何がパワースポットなのか・・・

と、この風潮に首を傾げる向きもある。でもいま、時間があるならこのエリアに
足を運んでみて欲しい。最近の新聞やTV報道のトップを占める先行き不安な
ニュースなど忘れてしまえそうなほど、エネルギーに満ちた雰囲気に浸れるのは
確かだ。

高崎市内でも観光交流ゾーンに位置付けられる旧榛名町の榛名湖、榛名神社、
里見の果樹園。この各エリアを一体的に売り込もうと、最近ユニークな活動を
展開しているのが「はるなフルーツタイムスの会」。

榛名湖畔や神社の観光関係者や果樹栽培農家の若手有志からなるグループで、
榛名さん(榛名湖)、そば天狗(榛名神社)、梨之助(果樹園)といった特産品や
名所にちなんだオリジナルキャラクターを設定し、最近ではこれらを楽しく巡る
スタンプラリーや既存イベントの場を借りてのPRに励んでいる。

そんな活動が、明日NHKテレビの昼の情報番組「いっと6けん」で紹介される。
これまでにも地元紙やタウン誌でもたびたび取り上げられてきたこの会だが、
果樹収穫の最盛期を目前に、いっそう注目を集めることになりそうだ。

明日の放送では同会事務局の星田さんのガイドでこれまでの各種取り組みの
様子が紹介される。その中で、当協会会員の果樹園・富久樹園(fukujuen cafe)
ログハウスでの活動風景も盛り込まれる予定。

fruits2.jpg富久樹園さんは里見の果樹園のど真ん中に3年前から季節限定のカフェを開店、
品質の高さでは定評がある同農園のブルーベリーや桃、梨を用いたスイーツを
提供している。

一昨年の「高崎まつり」での地元食材コンテスト「第1回テイスト・オブ・タカサキ」で
優勝商品に選ばれたのがこの富久樹園さんによる「フルーツジュレ」。榛名山麓の
小さなカフェの名を一挙に市内外に知らしめることになった。

また、この富久樹園さんのみならずフルーツタイムスの会会員の果樹園では
ジェラートなど新たな商品づくりに取り組む動きがあると星田さんから聞いている。

高崎の物産にとっても、この榛名周辺はその動向にいっそう目が離せないパワー
スポット的エリアといえる。逃すな、この好機。


◎はるなフルーツタイムスの会
 http://harunaftimes.com/

◎富久樹園 里山のログハウス fukujuen cafe
 090-2750-8626

 

インターンシップで研修中の鈴木さんのレポートの最終回。

国府野菜本舗さんが今年3月から始めた、群馬県立土屋文明
記念文学館内の「農家れすとらん菜花(さいか)」でのランチの
紹介です。

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はじめに出てきたサラダはきゅうりとトマトの上に生の玉ねぎが
たっぷり!!

生の玉ねぎは辛いものばかりだと思っていましたが、全くの勘違い
でした。

おいしくって足りないぐらいでした!感激☆

gakusei5.JPGメインは野菜やお米などが、自分たちで栽培されたものらしく、
健康的なお料理でした。

gakusei6.JPG最後に食べたおはぎも大変美味!!

「おはぎ」と「ぼたもち」は季節によって言い方が違うんだよ。

というウンチクも聞けてよかったです(*^γ^*)

gakusei7.JPG◎農家れすとらん菜花
 http://www.bungaku.pref.gunma.jp/display/topics0128.html
 同じお彼岸の和菓子でも「おはぎ」は春、「ぼたもち」は秋だそうです。
 (事務局ウンチクさん補足)

前回に続き、事務局にインターンシップで研修中の鈴木さんの
レポートです。

この日は、たまご市場卵太郎さんでたまご味濃厚なジェラートを試食。
その後、「大きな牛見たくない?」と煽る事務局次長の提案で、
長坂牧場さんへ。 ジェラートのハシゴと相成りました。


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gakusei3.JPGまるまる太ったたくさんの牛にテンションが高くなりながら、
牧場内にあるtanpopoのジェラートをいただきました。

みるく味です。

味が濃厚でカップリたっぷり入ったジェラート!

種類も豊富で幸せでした。

店内に、
「手作りジェラートができるまで」と「飲むヨーグルトができるまで」
が掲示してあり、おいしい秘密が分かります☆

ゆっくりと牧場内を見ることはできませんでしたが、キレイな花が
咲いていて、景色も最高でした!!

gakusei4.jpg◎みるく工房タンポポ
 高崎市鼻高町1380
  ℡ 027-310-3011
  http://www.tan-popo.co.jp/index.html
 今、地元産白桃のジェラートも展開中。サッパリ美味です。

今週は市内の学生2人がインターンシップで研修に来ています。
まずは現場を見てもらおう、ということで会員さんの店舗訪問を行いました。
2回にわたり作成いただいたレポートをアップします。

まずは「たまご市場卵太郎」さんから。短大1年の小島さんのレポートです。
ご家族が物産展大好きというだけあって、担当者顔負けの情報をお持ちです。
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gakusei1.JPGみなさん、まだまだ残暑があついザンショー・・・(苦笑)

今回はおいしい梨や桃やプラムなど、くだもの街道で有名な里見地区にある
「たまご市場・卵太郎」を訪問しました。

店内はまるで温泉宿の一室のような造りです。

店名どおり、こだわりの生卵(こだわり雅味、黄味恋し、もちはだ卵、ちゃめっけ卵)
やその卵を使用したお菓子(プリンやバウムクーヘン、シュークリーム、クッキー、
ケーキ、マカロン、アイス、カステラ、ラスク・・・etc)

が種類豊富にあります。

特に、今回私がおすすめしたいのは、

   「とろ~りなめらかプリン」(165円)です!!!

普通のプリンは肌色だと思いますが、このプリンはそれよりみかん色に近いです。

なぜなら、お店のイチオシの卵「こだわり雅味」の黄味(オレンジ色といっても過言で
はない)を使っているから!! プリンの香りも高く、甘くて食欲をそそります。

とろ~り感も絶妙です!口の中で溶けてしまいそうですが、とろとろ過ぎることはなく、
口の中にはしっかり卵の味が広がります。

まだ食べたことのない人は、一度買いに行ってみる価値ありです。

是非ご笑味下さい!(^-^)

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次に、大学3年の鈴木さんのレポート。食べ物に好き嫌いはない、という鈴木さんらしく
いろんな商品を試食されたようです。

 

gakusei2.JPG卵の種類だけで4種類もあってびっくりしました。

特に卵太郎さんイチオシの卵が「こだわり雅味」!!
 『通常卵に比べて"ビタミンEが約30倍"!!
 "ビタミンDが約4.5倍"!で栄養豊富』
と紹介されているこの卵は、
・たまごたっぷりシュークリーム
・たまごたっぷりプリン
・カステラ  などなど
卵太郎さんで作られているお菓子のほとんどに
この雅味が使われていました。
私は贅沢にも5種類ものお菓子をいただいちゃいました。

まず
①カステラ
 普段あるようなフワフワのカステラではなく
 カリカリのカステラをいただきました!

 とても変わってはいたのですが、におい、味は
 カステラで美味☆ スティック状で食べやすかったです。

②バウムクーヘン
 においから味が想像できるようないい香り( ´∀`) 
 しっとりしたあの食感は生クリームにあるそうです。
 "みにばうむ"だったのでこちらもペロン。

③たまごたっぷりプリン
 卵といったらプリンです!
 懐かしい感じで後味さっぱりで、食べやすいです。
 卵の味がよくわかるので、つい一口一口味わって食べてしまいました。

④とろーりなめらかプリン
 においからなめらかな甘いかおりが!!
 味がしっかりしていて、とろーり感がくせになります!!

最後に
⑤ジェラート(たまご味)
 卵!卵!卵!
 はじめて食べたたまご味は、濃厚!でも
 ジェラートなのでさっぱり♪
 夏季限定商品なので今シーズンしか食べられない
 貴重なジェラートです。

どれもおいしい卵菓子でしたが、鶏にあげる
餌にこだわっているので、卵の黄身がおいしいそうです。

今度はぜひ卵そのものの味を味わってみたいです(^-^)


◎三喜鶏園 たまご市場卵太郎
 高崎市下里見町1358
  ℡ 027-343-3829
  http://www.sanki-rantaro.com/

dentougei1.JPG地域で長く受け継がれてきた技と心を伝える作品を一堂に展示した
「群馬県ふるさと伝統工芸品」(群馬県主催、当協会後援)が今日から
31日まで大和屋高崎本店で開かれている。

世界の珈琲と日本国内各地の焼き物を扱う同店は、バラエティ豊かな
商品展開で幅広い層から支持を得ている。最近では高崎の梅やだるま
のデザインなど、地元産品とのコラボレーション商品も展開している。

県観光協会のバスツアー「たかさきスイーツめぐり」やJR東日本の観光
タクシー「駅から観タクン高崎」のコースにもお立ち寄りスポットとして
組み込まれており、

店内でのちょっと贅沢な買い物とゆったり味わえる日替わりのコーヒーが
好評だ。

dentougei2.JPG工芸品展の会場は2階のギャラリースペース。モダンな日本家屋風の
小洒落た空間に、群馬を代表する伝統工芸品が品良くディスプレーされ
ている。

製造者1軒を残すのみとなった「高崎張子獅子頭」(岡田だるまさん)や
「高崎招き猫」(荻原正雄さん)の作品など、普段は所狭しと職人道具が
置かれた小さな工房でしか見る機会がないが、

こうしてゆったりと静かに陳列台に並べられ、柔らかな照明にあたられた
作品を眺めていると、かえっていっそう職人の筆使いが伝わってくるような
気がした。

dentougei3.JPG「工場見学」が相変わらずの人気で、夏休み期間中も結構問合せを受けた。

以前なら即答で幾つかの候補を案内していたが、最近は慎重になっている。
携帯メールから安易に送られたような質問には答えていない。

来訪者向けに工場見学ルートを設置したりスタッフを配置していて、積極的に
受け入れているところへの案内も、きちんと訪問目的を聞いてからの対応を
心がけている。

dentougei4.JPGとなり町の公民館の職員から、多分施設利用者向けの企画事業のためと
思われる問合せがあった。ただただ「どこか工場見学できるところはないか」
と聞かれたので、

「どんな方がどのような目的で行かれるのか?」と訊き返したところ、「とにかく
どこでも教えてくれればいい」のだという。

その町にも、多様な地場産業があるのを知っている。
地域での社会教育に携わるような方であれば、住民や事業者双方へのより
細やかな配慮が必要だと思うけど。

「高崎じゃなきゃダメですか、○○じゃダメなんでしょうか?」とあまり好きでは
ないフレーズを少しだけ変えて言ってみてから受話器を置いた。

dentougei5.JPG旅行業界ではツアー商品のし烈な低価格競争が展開されている。そんな中で、
多くの場合費用がかからず、さらに受入側からお土産まで付いてくる工場見学
が有難がられるのは分かる。

ただ、そんな勢いで昔ながらの職人の工房にまで"高度な接客"を求めるのは
いかがなものか。ひとり黙々とモノづくりに励む職人さんに、記念撮影のため
のポーズを求めたり、足元が散らかっていると文句を言ったり。そこって、
ディズニーランドじゃないんだし。

榛名神社が数十年来の賑わいを見せている。

雑誌やテレビの特集で、ここのところ立て続けに北関東最高のパワースポットとして
紹介され、夏休みに入ってからは平日も周辺の駐車場が満杯になることも多い。

また、これまでは榛名湖や山を下った果樹園に行かれる方の立ち寄り程度だった
観光客の流れは、榛名神社をメインにしながら周辺に足を伸ばす、というふうに
変化を見せている。

特に20~30代の女性やカップルが多い。彼らのコメントがブログやツイッターで広まっ
ているのも確認できる。初めてという方はもちろん、近隣の方が久しぶりに訪れその
素晴らしさを再認識した、という書き込みも数多く目にする。

jinja-tomato1.JPG1400年の歴史を誇る榛名神社は、ただ古いだけではない。山門から本殿へと続く
約550メートルの緩やかな傾斜の参道には、新旧の遊び心あふれるスポットにも出会う
ことができる。

山門と本殿の中間あたりにあるのが「水琴窟」。
水琴窟は岩の小石の間に柄杓ですくった水を流し、竹の先に耳を近づけると落ちて
ゆく水の涼しげな音が聞こえてくる仕組み。

アベックでも楽しめるように2本で聞けるようになっている。地元のガイドは男性どうし
では聞かないように、とアドバイスしている。理由は知らない。でもこの日、チノパン姿
のおじさん2人が嬉しそうに何度も水の音を楽しんでいた。良い事ありますように。

suikinkutsu.JPG赤い半球型のオブジェが組み込まれたトマトの碑もある。

江戸期から榛名神社は五穀豊穣を願う農村からの参拝者(=講)で賑わった古社。
その名残で、このようなユニークな碑も参道に点在している。

jinja-tomato4.JPGその近くの土産店の店先でトマトが湧き水に冷やされていた。この地域の特産の
「桃太郎」という品種、山麓の夏の太陽をたっぷり浴びているようで、まぶしいほど
真っ赤に熟している。

当協会の食品関係の会員さんもこの良質の地元産トマトを使っている方が多い。
このブログで使えそう、とトマトの前にかがんで接写していると、

jinja-tomato2.JPG「ひとつ食べてぎぃ」というお土産屋のお母さんの声。

振り返り見上げると、トマトを差し伸べるお母さんの背後には昼下がりの木洩れ日
が数すじ射し、その立ち姿は慈悲深い観音さまのようにも見えた。

jinja-tomato3.JPGご利益ありそうなトマトだ。そのままカブりつくとジュワっと果汁が滴り、口中に複雑な
甘味が広がった。

参道途中で思いがけずにご利益というかパワーを授かったような気分で、軽やかに
本殿へと足を進めた。

意欲的な、というかマニアックな本ばかり出版しているウェッジ出版から、
『東海道品川宿』という文庫本が出ている。

1961年に没した国文学者で早大教授の岩本素白の随筆集で、近代随筆の
最高峰とも評さる。表題の傑作「東海道品川宿」を中心に当時の裏町の
日常の風景がつづられている。

革製のカバーをかけたこの文庫をここしばらく枕元に置いている。格調高い
素白の文章にゆっくり目を走らせながら読み進めていると、自然と彼が過ご
した少年時代のどことなく猥雑な宿場町、モノクロな情景の夢の世界に落ちて
いけそうな気がする。

そんな素白随筆にあやかりたく、今回は「中山道高崎宿」というタイトルで書き
始めた。これから続く拙文はどうであれ、何となくいい響きだ、「中山道高崎宿」。

江戸期から街道の宿場町であり、また城下町として賑いを誇った高崎、現在
では多くのオフィスビルが立ち並ぶ北関東最大のこの街には、旧街道を一本
横道に逸れてみると当時の面影を偲ばせる場所がまだ多く残る。

田町の大通りの北端、本町十字路を右に入ると子どもたちのにぎやか声が
聞こえてくる。氷卸販売の「日本一」さんだ。

この季節、同店の店先には種類豊富で手ごろに味わえるかき氷を求めて、
近所の子どもたちや周辺の学校に通う高校生が行列をなす。最近は近所から
だけでもないようだ。

昔ながらのかき氷を楽しめると口コミやネットで広まり、遠方からも1杯数百円
のかき氷を目当てにファンが訪れるとのこと。その微笑ましい真夏の光景は、
今月はじめ民放の首都圏ニュース番組でも紹介されている。

kaidou1.jpg平成の中山道高崎宿にはもう1軒「日本一」がある。かき氷の日本一さんが
ある本町通りをそのまま西へ、高崎神社がある赤坂町十字路をさらに過ぎ、
その先の坂道を下りきると見えてくるのが「岡醤油醸造」さんだ。

岡醤油さんは明治30年に高崎市常磐町の旧中山道沿に開店、当時のままの
建物を活かした店舗は往年の雰囲気を存分に偲ばせてくれる。

レンガ造りの煙突や母屋など、そのあまりにも時代を伝える佇まいは、遠方から
街道歩きに訪れた方たちを驚かせ、喜ばせてくれもする。

現在では工場を県内のみどり市に移し、醸造は行っていないが、国産原料を
使い、じっくり熟成させた醤油は「日本一しょうゆ」の銘柄で販売され、こだわり
あるユーザーの間ではよく知られた逸品。

伝統を守りつつ新たな商品作りにも余念がない。醤油ラベルをモチーフにした
ポーチやオーダーメイドの小ロットの醤油の受注をはじめ、最近ではこの醤油を
使ったアイスクリームが人気だとのこと。


kaidou2.JPGと今回のこの文章、他聞調の文末ばかりなのは夏バテ気味な担当者がほとんど
外に出ていないのが理由。ブログのアップもほぼ十日ぶり。

そんななか、2つの氷菓を求めて宿場歩きに足こそ運べなかったが、半ば想像に
任せて筆を走らせたのは高崎の街道研究家、迷道院さんから本日いただいた
温かなお言葉のメールのお陰であります。


◎迷道院さんのブログ「隠居の思ひつ記」から「日本一しょうゆ」の記事
 http://inkyo.gunmablog.net/e94224.html

デスティネーションキャンペーン(DC)とは、

JRグループ6社と地域(地方公共団体や県民・企業等)が一体となって
取り組む、全国からの誘客を図ることを目的とした国内最大の大型観光
キャンペーン。

対象地域(デスティネーション:目的地・行き先という意味)の観光資源を
掘り起こし、JRグループの宣伝媒体を活用した集中的な宣伝が日本全国
で展開される。

来年2011年7~9月はここ群馬県が対象地域となっており、今年は「プレDC」
として県内各地で様々な催しが始まっている。


gdc1.JPG昨日、県内のある市の観光系ブログを眺めていたら
「群馬デスティニーキャンペーン」
と記されていた。

「デスティニー」(=Destiny, 運命)、その街では担当者が群馬の運命または
命運を懸けてこの大型キャンペーンに臨んでいるのか、
それともただ松任谷由実とか島谷ひとみのファンなのかは分からない。

高崎市物産振興協会も、この群馬DCの実施主体である「ググっとぐんま
観光宣伝推進協議会」の構成団体になっており、キャンペーンのPR協力等
の通知をいただいている。


gdc2.JPG先日も協議会から関連グッズとして特製缶バッジが届いた。
群馬のゆるキャラ、ぐんまちゃんを中央にあしらった、可愛らしいデザイン。

せっかくの機会なので、協会窓口で配布、お客様にご自由にお持ちいただく
ことにしたところとても好評で、数日で無くなってしまいました!

また、群馬DC関連のイベントでぐんまちゃんを一生懸命にサポートしている
のが、「群馬イメージアップキャラバン隊」の皆さん。

連日続く猛暑の中、汗でグッショリになりながらも群馬のイメージをアップすべく
活動をされている。頑張れ、ぐんまちゃん!

gdc3.JPG