2010年8月アーカイブ

榛名神社のパワースポットブームによる参拝者の急増は、高崎の榛名地域の
各所に波及効果を見せている。

神社からさらに先に上った榛名湖畔は夏の定番風景となっているトテ馬車が
フル稼働。その間をレンタサイクルに乗った初老の夫婦が颯爽と走り抜けていく。
平日にもかかわらず今日のロープウェイは満杯の乗客をのせ榛名富士を登る。

山麓の果樹園も県内外から新鮮な梨を求めるお客さんで大賑わいだ。里見地区
の梨園では、店先で採れたての幸水梨を頬張る家族の微笑ましい光景がそこ
かしこで見られた。その前を宅配便の集配車が数分置きに通り過ぎていく。

fruits1.JPG     いったい何がパワースポットなのか・・・

と、この風潮に首を傾げる向きもある。でもいま、時間があるならこのエリアに
足を運んでみて欲しい。最近の新聞やTV報道のトップを占める先行き不安な
ニュースなど忘れてしまえそうなほど、エネルギーに満ちた雰囲気に浸れるのは
確かだ。

高崎市内でも観光交流ゾーンに位置付けられる旧榛名町の榛名湖、榛名神社、
里見の果樹園。この各エリアを一体的に売り込もうと、最近ユニークな活動を
展開しているのが「はるなフルーツタイムスの会」。

榛名湖畔や神社の観光関係者や果樹栽培農家の若手有志からなるグループで、
榛名さん(榛名湖)、そば天狗(榛名神社)、梨之助(果樹園)といった特産品や
名所にちなんだオリジナルキャラクターを設定し、最近ではこれらを楽しく巡る
スタンプラリーや既存イベントの場を借りてのPRに励んでいる。

そんな活動が、明日NHKテレビの昼の情報番組「いっと6けん」で紹介される。
これまでにも地元紙やタウン誌でもたびたび取り上げられてきたこの会だが、
果樹収穫の最盛期を目前に、いっそう注目を集めることになりそうだ。

明日の放送では同会事務局の星田さんのガイドでこれまでの各種取り組みの
様子が紹介される。その中で、当協会会員の果樹園・富久樹園(fukujuen cafe)
ログハウスでの活動風景も盛り込まれる予定。

fruits2.jpg富久樹園さんは里見の果樹園のど真ん中に3年前から季節限定のカフェを開店、
品質の高さでは定評がある同農園のブルーベリーや桃、梨を用いたスイーツを
提供している。

一昨年の「高崎まつり」での地元食材コンテスト「第1回テイスト・オブ・タカサキ」で
優勝商品に選ばれたのがこの富久樹園さんによる「フルーツジュレ」。榛名山麓の
小さなカフェの名を一挙に市内外に知らしめることになった。

また、この富久樹園さんのみならずフルーツタイムスの会会員の果樹園では
ジェラートなど新たな商品づくりに取り組む動きがあると星田さんから聞いている。

高崎の物産にとっても、この榛名周辺はその動向にいっそう目が離せないパワー
スポット的エリアといえる。逃すな、この好機。


◎はるなフルーツタイムスの会
 http://harunaftimes.com/

◎富久樹園 里山のログハウス fukujuen cafe
 090-2750-8626

 

インターンシップで研修中の鈴木さんのレポートの最終回。

国府野菜本舗さんが今年3月から始めた、群馬県立土屋文明
記念文学館内の「農家れすとらん菜花(さいか)」でのランチの
紹介です。

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はじめに出てきたサラダはきゅうりとトマトの上に生の玉ねぎが
たっぷり!!

生の玉ねぎは辛いものばかりだと思っていましたが、全くの勘違い
でした。

おいしくって足りないぐらいでした!感激☆

gakusei5.JPGメインは野菜やお米などが、自分たちで栽培されたものらしく、
健康的なお料理でした。

gakusei6.JPG最後に食べたおはぎも大変美味!!

「おはぎ」と「ぼたもち」は季節によって言い方が違うんだよ。

というウンチクも聞けてよかったです(*^γ^*)

gakusei7.JPG◎農家れすとらん菜花
 http://www.bungaku.pref.gunma.jp/display/topics0128.html
 同じお彼岸の和菓子でも「おはぎ」は春、「ぼたもち」は秋だそうです。
 (事務局ウンチクさん補足)

前回に続き、事務局にインターンシップで研修中の鈴木さんの
レポートです。

この日は、たまご市場卵太郎さんでたまご味濃厚なジェラートを試食。
その後、「大きな牛見たくない?」と煽る事務局次長の提案で、
長坂牧場さんへ。 ジェラートのハシゴと相成りました。


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gakusei3.JPGまるまる太ったたくさんの牛にテンションが高くなりながら、
牧場内にあるtanpopoのジェラートをいただきました。

みるく味です。

味が濃厚でカップリたっぷり入ったジェラート!

種類も豊富で幸せでした。

店内に、
「手作りジェラートができるまで」と「飲むヨーグルトができるまで」
が掲示してあり、おいしい秘密が分かります☆

ゆっくりと牧場内を見ることはできませんでしたが、キレイな花が
咲いていて、景色も最高でした!!

gakusei4.jpg◎みるく工房タンポポ
 高崎市鼻高町1380
  ℡ 027-310-3011
  http://www.tan-popo.co.jp/index.html
 今、地元産白桃のジェラートも展開中。サッパリ美味です。

今週は市内の学生2人がインターンシップで研修に来ています。
まずは現場を見てもらおう、ということで会員さんの店舗訪問を行いました。
2回にわたり作成いただいたレポートをアップします。

まずは「たまご市場卵太郎」さんから。短大1年の小島さんのレポートです。
ご家族が物産展大好きというだけあって、担当者顔負けの情報をお持ちです。
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gakusei1.JPGみなさん、まだまだ残暑があついザンショー・・・(苦笑)

今回はおいしい梨や桃やプラムなど、くだもの街道で有名な里見地区にある
「たまご市場・卵太郎」を訪問しました。

店内はまるで温泉宿の一室のような造りです。

店名どおり、こだわりの生卵(こだわり雅味、黄味恋し、もちはだ卵、ちゃめっけ卵)
やその卵を使用したお菓子(プリンやバウムクーヘン、シュークリーム、クッキー、
ケーキ、マカロン、アイス、カステラ、ラスク・・・etc)

が種類豊富にあります。

特に、今回私がおすすめしたいのは、

   「とろ~りなめらかプリン」(165円)です!!!

普通のプリンは肌色だと思いますが、このプリンはそれよりみかん色に近いです。

なぜなら、お店のイチオシの卵「こだわり雅味」の黄味(オレンジ色といっても過言で
はない)を使っているから!! プリンの香りも高く、甘くて食欲をそそります。

とろ~り感も絶妙です!口の中で溶けてしまいそうですが、とろとろ過ぎることはなく、
口の中にはしっかり卵の味が広がります。

まだ食べたことのない人は、一度買いに行ってみる価値ありです。

是非ご笑味下さい!(^-^)

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次に、大学3年の鈴木さんのレポート。食べ物に好き嫌いはない、という鈴木さんらしく
いろんな商品を試食されたようです。

 

gakusei2.JPG卵の種類だけで4種類もあってびっくりしました。

特に卵太郎さんイチオシの卵が「こだわり雅味」!!
 『通常卵に比べて"ビタミンEが約30倍"!!
 "ビタミンDが約4.5倍"!で栄養豊富』
と紹介されているこの卵は、
・たまごたっぷりシュークリーム
・たまごたっぷりプリン
・カステラ  などなど
卵太郎さんで作られているお菓子のほとんどに
この雅味が使われていました。
私は贅沢にも5種類ものお菓子をいただいちゃいました。

まず
①カステラ
 普段あるようなフワフワのカステラではなく
 カリカリのカステラをいただきました!

 とても変わってはいたのですが、におい、味は
 カステラで美味☆ スティック状で食べやすかったです。

②バウムクーヘン
 においから味が想像できるようないい香り( ´∀`) 
 しっとりしたあの食感は生クリームにあるそうです。
 "みにばうむ"だったのでこちらもペロン。

③たまごたっぷりプリン
 卵といったらプリンです!
 懐かしい感じで後味さっぱりで、食べやすいです。
 卵の味がよくわかるので、つい一口一口味わって食べてしまいました。

④とろーりなめらかプリン
 においからなめらかな甘いかおりが!!
 味がしっかりしていて、とろーり感がくせになります!!

最後に
⑤ジェラート(たまご味)
 卵!卵!卵!
 はじめて食べたたまご味は、濃厚!でも
 ジェラートなのでさっぱり♪
 夏季限定商品なので今シーズンしか食べられない
 貴重なジェラートです。

どれもおいしい卵菓子でしたが、鶏にあげる
餌にこだわっているので、卵の黄身がおいしいそうです。

今度はぜひ卵そのものの味を味わってみたいです(^-^)


◎三喜鶏園 たまご市場卵太郎
 高崎市下里見町1358
  ℡ 027-343-3829
  http://www.sanki-rantaro.com/

dentougei1.JPG地域で長く受け継がれてきた技と心を伝える作品を一堂に展示した
「群馬県ふるさと伝統工芸品」(群馬県主催、当協会後援)が今日から
31日まで大和屋高崎本店で開かれている。

世界の珈琲と日本国内各地の焼き物を扱う同店は、バラエティ豊かな
商品展開で幅広い層から支持を得ている。最近では高崎の梅やだるま
のデザインなど、地元産品とのコラボレーション商品も展開している。

県観光協会のバスツアー「たかさきスイーツめぐり」やJR東日本の観光
タクシー「駅から観タクン高崎」のコースにもお立ち寄りスポットとして
組み込まれており、

店内でのちょっと贅沢な買い物とゆったり味わえる日替わりのコーヒーが
好評だ。

dentougei2.JPG工芸品展の会場は2階のギャラリースペース。モダンな日本家屋風の
小洒落た空間に、群馬を代表する伝統工芸品が品良くディスプレーされ
ている。

製造者1軒を残すのみとなった「高崎張子獅子頭」(岡田だるまさん)や
「高崎招き猫」(荻原正雄さん)の作品など、普段は所狭しと職人道具が
置かれた小さな工房でしか見る機会がないが、

こうしてゆったりと静かに陳列台に並べられ、柔らかな照明にあたられた
作品を眺めていると、かえっていっそう職人の筆使いが伝わってくるような
気がした。

dentougei3.JPG「工場見学」が相変わらずの人気で、夏休み期間中も結構問合せを受けた。

以前なら即答で幾つかの候補を案内していたが、最近は慎重になっている。
携帯メールから安易に送られたような質問には答えていない。

来訪者向けに工場見学ルートを設置したりスタッフを配置していて、積極的に
受け入れているところへの案内も、きちんと訪問目的を聞いてからの対応を
心がけている。

dentougei4.JPGとなり町の公民館の職員から、多分施設利用者向けの企画事業のためと
思われる問合せがあった。ただただ「どこか工場見学できるところはないか」
と聞かれたので、

「どんな方がどのような目的で行かれるのか?」と訊き返したところ、「とにかく
どこでも教えてくれればいい」のだという。

その町にも、多様な地場産業があるのを知っている。
地域での社会教育に携わるような方であれば、住民や事業者双方へのより
細やかな配慮が必要だと思うけど。

「高崎じゃなきゃダメですか、○○じゃダメなんでしょうか?」とあまり好きでは
ないフレーズを少しだけ変えて言ってみてから受話器を置いた。

dentougei5.JPG旅行業界ではツアー商品のし烈な低価格競争が展開されている。そんな中で、
多くの場合費用がかからず、さらに受入側からお土産まで付いてくる工場見学
が有難がられるのは分かる。

ただ、そんな勢いで昔ながらの職人の工房にまで"高度な接客"を求めるのは
いかがなものか。ひとり黙々とモノづくりに励む職人さんに、記念撮影のため
のポーズを求めたり、足元が散らかっていると文句を言ったり。そこって、
ディズニーランドじゃないんだし。

榛名神社が数十年来の賑わいを見せている。

雑誌やテレビの特集で、ここのところ立て続けに北関東最高のパワースポットとして
紹介され、夏休みに入ってからは平日も周辺の駐車場が満杯になることも多い。

また、これまでは榛名湖や山を下った果樹園に行かれる方の立ち寄り程度だった
観光客の流れは、榛名神社をメインにしながら周辺に足を伸ばす、というふうに
変化を見せている。

特に20~30代の女性やカップルが多い。彼らのコメントがブログやツイッターで広まっ
ているのも確認できる。初めてという方はもちろん、近隣の方が久しぶりに訪れその
素晴らしさを再認識した、という書き込みも数多く目にする。

jinja-tomato1.JPG1400年の歴史を誇る榛名神社は、ただ古いだけではない。山門から本殿へと続く
約550メートルの緩やかな傾斜の参道には、新旧の遊び心あふれるスポットにも出会う
ことができる。

山門と本殿の中間あたりにあるのが「水琴窟」。
水琴窟は岩の小石の間に柄杓ですくった水を流し、竹の先に耳を近づけると落ちて
ゆく水の涼しげな音が聞こえてくる仕組み。

アベックでも楽しめるように2本で聞けるようになっている。地元のガイドは男性どうし
では聞かないように、とアドバイスしている。理由は知らない。でもこの日、チノパン姿
のおじさん2人が嬉しそうに何度も水の音を楽しんでいた。良い事ありますように。

suikinkutsu.JPG赤い半球型のオブジェが組み込まれたトマトの碑もある。

江戸期から榛名神社は五穀豊穣を願う農村からの参拝者(=講)で賑わった古社。
その名残で、このようなユニークな碑も参道に点在している。

jinja-tomato4.JPGその近くの土産店の店先でトマトが湧き水に冷やされていた。この地域の特産の
「桃太郎」という品種、山麓の夏の太陽をたっぷり浴びているようで、まぶしいほど
真っ赤に熟している。

当協会の食品関係の会員さんもこの良質の地元産トマトを使っている方が多い。
このブログで使えそう、とトマトの前にかがんで接写していると、

jinja-tomato2.JPG「ひとつ食べてぎぃ」というお土産屋のお母さんの声。

振り返り見上げると、トマトを差し伸べるお母さんの背後には昼下がりの木洩れ日
が数すじ射し、その立ち姿は慈悲深い観音さまのようにも見えた。

jinja-tomato3.JPGご利益ありそうなトマトだ。そのままカブりつくとジュワっと果汁が滴り、口中に複雑な
甘味が広がった。

参道途中で思いがけずにご利益というかパワーを授かったような気分で、軽やかに
本殿へと足を進めた。

意欲的な、というかマニアックな本ばかり出版しているウェッジ出版から、
『東海道品川宿』という文庫本が出ている。

1961年に没した国文学者で早大教授の岩本素白の随筆集で、近代随筆の
最高峰とも評さる。表題の傑作「東海道品川宿」を中心に当時の裏町の
日常の風景がつづられている。

革製のカバーをかけたこの文庫をここしばらく枕元に置いている。格調高い
素白の文章にゆっくり目を走らせながら読み進めていると、自然と彼が過ご
した少年時代のどことなく猥雑な宿場町、モノクロな情景の夢の世界に落ちて
いけそうな気がする。

そんな素白随筆にあやかりたく、今回は「中山道高崎宿」というタイトルで書き
始めた。これから続く拙文はどうであれ、何となくいい響きだ、「中山道高崎宿」。

江戸期から街道の宿場町であり、また城下町として賑いを誇った高崎、現在
では多くのオフィスビルが立ち並ぶ北関東最大のこの街には、旧街道を一本
横道に逸れてみると当時の面影を偲ばせる場所がまだ多く残る。

田町の大通りの北端、本町十字路を右に入ると子どもたちのにぎやか声が
聞こえてくる。氷卸販売の「日本一」さんだ。

この季節、同店の店先には種類豊富で手ごろに味わえるかき氷を求めて、
近所の子どもたちや周辺の学校に通う高校生が行列をなす。最近は近所から
だけでもないようだ。

昔ながらのかき氷を楽しめると口コミやネットで広まり、遠方からも1杯数百円
のかき氷を目当てにファンが訪れるとのこと。その微笑ましい真夏の光景は、
今月はじめ民放の首都圏ニュース番組でも紹介されている。

kaidou1.jpg平成の中山道高崎宿にはもう1軒「日本一」がある。かき氷の日本一さんが
ある本町通りをそのまま西へ、高崎神社がある赤坂町十字路をさらに過ぎ、
その先の坂道を下りきると見えてくるのが「岡醤油醸造」さんだ。

岡醤油さんは明治30年に高崎市常磐町の旧中山道沿に開店、当時のままの
建物を活かした店舗は往年の雰囲気を存分に偲ばせてくれる。

レンガ造りの煙突や母屋など、そのあまりにも時代を伝える佇まいは、遠方から
街道歩きに訪れた方たちを驚かせ、喜ばせてくれもする。

現在では工場を県内のみどり市に移し、醸造は行っていないが、国産原料を
使い、じっくり熟成させた醤油は「日本一しょうゆ」の銘柄で販売され、こだわり
あるユーザーの間ではよく知られた逸品。

伝統を守りつつ新たな商品作りにも余念がない。醤油ラベルをモチーフにした
ポーチやオーダーメイドの小ロットの醤油の受注をはじめ、最近ではこの醤油を
使ったアイスクリームが人気だとのこと。


kaidou2.JPGと今回のこの文章、他聞調の文末ばかりなのは夏バテ気味な担当者がほとんど
外に出ていないのが理由。ブログのアップもほぼ十日ぶり。

そんななか、2つの氷菓を求めて宿場歩きに足こそ運べなかったが、半ば想像に
任せて筆を走らせたのは高崎の街道研究家、迷道院さんから本日いただいた
温かなお言葉のメールのお陰であります。


◎迷道院さんのブログ「隠居の思ひつ記」から「日本一しょうゆ」の記事
 http://inkyo.gunmablog.net/e94224.html

デスティネーションキャンペーン(DC)とは、

JRグループ6社と地域(地方公共団体や県民・企業等)が一体となって
取り組む、全国からの誘客を図ることを目的とした国内最大の大型観光
キャンペーン。

対象地域(デスティネーション:目的地・行き先という意味)の観光資源を
掘り起こし、JRグループの宣伝媒体を活用した集中的な宣伝が日本全国
で展開される。

来年2011年7~9月はここ群馬県が対象地域となっており、今年は「プレDC」
として県内各地で様々な催しが始まっている。


gdc1.JPG昨日、県内のある市の観光系ブログを眺めていたら
「群馬デスティニーキャンペーン」
と記されていた。

「デスティニー」(=Destiny, 運命)、その街では担当者が群馬の運命または
命運を懸けてこの大型キャンペーンに臨んでいるのか、
それともただ松任谷由実とか島谷ひとみのファンなのかは分からない。

高崎市物産振興協会も、この群馬DCの実施主体である「ググっとぐんま
観光宣伝推進協議会」の構成団体になっており、キャンペーンのPR協力等
の通知をいただいている。


gdc2.JPG先日も協議会から関連グッズとして特製缶バッジが届いた。
群馬のゆるキャラ、ぐんまちゃんを中央にあしらった、可愛らしいデザイン。

せっかくの機会なので、協会窓口で配布、お客様にご自由にお持ちいただく
ことにしたところとても好評で、数日で無くなってしまいました!

また、群馬DC関連のイベントでぐんまちゃんを一生懸命にサポートしている
のが、「群馬イメージアップキャラバン隊」の皆さん。

連日続く猛暑の中、汗でグッショリになりながらも群馬のイメージをアップすべく
活動をされている。頑張れ、ぐんまちゃん!

gdc3.JPG

コシヒカリ、ササニシキ、ひとめぼれ・・・とお米の品種なら誰でも数種をすぐに
挙げられるはず。でも、小麦だったらどうだろう?


職場から自宅アパートまで約10分の帰路の車中、この時間に自分が決まって
流しているNHK-FMのこの日のゲストは前橋の曽我製粉社長の曽我隆一さん。

群馬に住む者にとっては、郷土に対する誇りや愛着をあらためて思い起させ、
何より自分たちの食文化に自信を持たせてくれるような、とても興味深いお話
だった。

農林61号。

日本で最も一般的に栽培されている小麦の品種。昭和初期に開発されて以降、
国内各地の気候に合い、安定して収穫できることから今日に至るまで広く栽培
されている。

世界的に見ても60年以上、これほど長い年月を経て支持され続けている品種
はない、と曽我さんが話されていた。

特徴は香りと色。内麦臭と呼ばれる独特な臭いがあり、また製粉すると褐色を
帯びてくる。ただし残念なことに、そんなこの小麦の個性は、現代人の嗜好に
必ずしも合っていない。

うどんなどの和麺用には適しているが、パンやパスタには不向き。

例えば今、スーパーの生または冷凍麺販売コーナーを見ても、陳列されている
ものの大半は色白なうどんばかりだ。有名な四国の讃岐うどんにしても、材料に
使われている小麦は主にオーストラリアから輸入されているもの。

豪州産小麦をはじめとする外麦の多くは、61号に比べて保存が利き、臭いが
少なく乳白色で、味も淡白になる。加工もしやすい。いつの間にかこちらが主流と
なり、日本全体が無味無臭な小麦を好むようになってしまったらしい。

そういえば、実家でも地粉が近所から容易に入手でき、小さな製麺機もあった
ような環境で育った自分が学生時代、関東地方にも上陸したばかりの讃岐うどん
をはじめて食べたときは何となく抵抗があった。

ダシが効いた薄口しょうゆのつゆは気に入ったが、コシがあって美味しいと皆が
褒める麺は何となく味気なく、うどんというよりただただ炭水化物を摂ってるだけの
ように感じた。もう慣れたけど。


komugi.JPG一方で、ここ群馬では地元産小麦のこれからに、明るい兆しもある。
農林61号はもちろん、地元産の独自品種『きぬの波』を使った商品作りがここ数年
活発になっている。

当協会会員の『高崎うどん』(JAたかさき)をはじめオリゴ糖(群栄化学)、クッキー
やカステラといった洋菓子(菓心たつや、松田製菓)などといった商品が、地元産
小麦の魅力や可能性を多面的に伝えている。

間もなく盆の入り、日本中が帰省ラッシュに突入する。親戚家族が大勢集まるこの
機会に、お使い物にはぜひそんな品々を選びたい。そして、上州・群馬のいち物産
担当者として、群馬の小麦の素晴らしさを思いっきりアピールしたい。

全国4位の小麦生産量を誇る群馬県。多くの日本人の食卓を支えているにもかかわ
らず、そのことは県外ではほとんど知られていない。

地域ブランド力アップに躍起になっている群馬県庁さんあたりが、「食ってんベー、
群馬の小麦プロジェクト」みたいなキャンペーンでも展開してくれれば、ご先祖様の
前での空気読めなげな自己PRも、もっと行動を起こしやすくなるのだが・・・。


自宅数百メートル手前で、カーラジオから聞こえてくる曽我さんの対談番組は終わった。
車中、ハンドルを持つ手に何度も力が入った。慣れ親しんだ地粉うどんをどうしても食べ
たくなって、少し離れた食料品店に車を走らせた。

◎フレッシュベジたか
 高崎市通町59-1
 ℡ 027-321-0777 (9:30-18:30営業、水曜休)
 群馬の小麦を使った商品、多数取り揃えてます!

明日8月7日から8日まで開催予定の「第36回高崎まつり」。
今年は例年にない相当の人出となりそうです。

高崎市物産振興協会会員からも、かき氷の日本一さん、もつ煮の
だるま食堂さんが本部売店コーナーに出店予定です。

そんなこの街最大のイベントの脇役としても会員商品が活躍して
います。

純米酒『観音桜』の岡村合名会社の笹谷さんから、明日の山車祭り
鏡開きで使用する樽酒の写真が届きました。


taruzake.JPG今回は高崎市政110周年を記念して38台の山車が集結、全国でも
これほどの山車が揃う機会はないのでは、と言われおり、その
壮観な光景を想像すると今から心が弾みます。

また、今年は例年にない猛暑。山車祭りの地域役員の方から、
水分補給に欠かせない『ポカリスエット』がどこに言っても品薄だ
と伺ってます。


pocarisweat.jpgこのポカリスエット、以前にもこの場でお伝えしているとおり、
高崎でも製造されています。

お祭りをはじめ、各種スポーツや夏のレジャーを楽しむ皆さんの
健康維持に、高崎の水でできたこのイオン飲物が一役買っている
わけです。

お祭りの問合せの電話が途切れません。
高崎の物産にとっても、景気の良い今年の高崎まつりです。

◎高崎まつり実行委員会ホームページ
 http://www.takasaki-matsuri.jp/36/

この街に住む人の性格なのか、例えば全国的に知られる品物を
作っていても、そのことを大げさにふれまわったりしないようです。

国外でも名が通るようなアイスクリームやシリアル、イオン飲料が
高崎で製造されていますが、地元の人でもそんな事実を知らない
ことが多いのも確かです。

結構損しているな、と感じることもある反面、そんな産業環境が
あまりにも身近にあることは自分たちだけの誇りにしてもいいかも
しれない、とも思ったりします。

物産業務に携わっている者として、群馬県外で思いがけずに会員
さんの商品に出会ったりするのが何より嬉しいものです。

また、そんな快感からいつしか県外に出かけると、百貨店やモール、
またはコンビニで無意識に"メイドイン高崎探し"をしていることも
あります。

先日の思いがけずな商品とは自宅アパートから約500mのところに
あるコンビニエンスストアで見つけました。

レジ前に「群馬地区限定販売」とのポップとともにトレーに並べられ
ていたのが、この「榛名3.6牛乳サブレ」、当協会員の榛名酪農業
協同組合連合会(榛名酪連)さんの新商品です。


harunarakuren.JPG榛名酪連さんは昭和31年に榛名山麓の酪農家たちにより設立され、
現在では高崎市内の工場で牛乳や各種乳製品を製造しています。

群馬周辺にお住まいの方は、結構気づかずに榛名酪連さんの商品を
口にしているはずです。

牛乳やヨーグルトの他にも、ゼリーやジュースなど、商品パッケージに
記載されている製造者が榛名酪連なこともよくあることです。

そんなどちらかというと控えめな印象の榛名酪連さんから発売された
このサブレ、どっしりと存在感ある自信に満ちたパッケージです。
なんだかもったいなくて、まだ開けてません。

◎榛名酪農業協同組合連合会
 http://www.haruna-milk.co.jp/
 「榛名3.6牛乳サブレ」は高崎市内のセブンイレブンで売ってました。

 

個々人にとって良いことも、全員が同じことをすると意図しないマイナスな結果を
生むことを経済学用語で「合成の誤謬」と呼んでいる。

最近でも新聞やテレビの経済ニュースでこの言葉を度々目にした。

今春、ギリシアに端を発した欧州危機後に開かれたカナダ・トロントでのG20首脳
会議でも先進各国が財政赤字半減や政府債務GDP比率増加阻止の目標が打ち
出したが、

皆が財政緊縮を進めれば世界全体に強いデフレ圧力が発生し、財政再建自体が
進まない可能性が高い。合成の誤謬が懸念される一例だ。

もっとやさしくも例えられる。事故が起こったときに非常口から逃げ出す、という
行動は正しいことだが、その場に居合わせた大勢が一斉に同じ行動を起こせば
大惨事さえ引き起こしかねない。

先日地元で開催されたセミナーを聞きながら何度となく思い起こされたのが、この
経済用語と、そんな非常口に大勢が押しかけるような光景。「ご当地グルメ」を
テーマにしたその業界の専門家を講師に招いたセミナーだった。

その先生は地域の食の名物づくりを通して地域振興や観光誘客をアドバイスする
コンサルタント。全国各地にクライアントを抱え、ご当地グルメブームも手伝い
超多忙なのだとのこと。

話によると、新たなメニューを創作する開発型のご当地グルメは成功率が高く、
その手法としてまず地元食材を用いた名物を作り出し、コンテスト等により知名度
をあげ、雑誌等のメディアの注目を集めることで地域外からの誘客を促し、外貨
獲得につなげるのだという。

メニューのポイントは簡潔な名称、○○カレーとか○○オムライスとかいう地域名
プラス誰でもイメージできる料理名みたいにするといいそうだ。

最近よく情報誌等で特集されるご当地グルメ、B級グルメ特集みたいのを眺めて
いると、確かにそういうの流行ってるな・・・。


syokukankou.JPG今、「観光」をキーワードにした地域おこしが各地で盛んだ。中でも「食」観光への
期待は特に高い。その背景には、宇都宮の餃子とか、富士宮の焼きそばといった
全国的なブームを引き起こしたご当地グルメの成功例があろう。

これらに続けと言わんばかりに、今まで聞いたことがなかったような創作料理が
雨後の筍のごとく凄じい勢いで各地に登場している。久しぶりに訪れた街が、
創作料理名を掲げたのぼり旗で、その風景を一変させていたりもする。

さらに全国規模のコンテストも方々で開催されたりしていて、その出所は様々だろう
が、結構な費用が投じられているのも確かだ。

でもどうなんだろう。個人的には、宇都宮や富士宮の成功って宝くじ的幸運なような
ものだとも思うけど。

コンサルタント先生のお話を「LOTO6攻略本」とか「万馬券必勝法」くらいに受け止め
ていた自分だった。

悩めるサラリーマンに勝間和代の本が売れ続けたり、デフレが続くなか森永卓郎が
テレビに引っ張りだこだったりみたいに、なんかすごく日本的な現象のような気も
したりする。

高崎でもお奨めの料理として今、パスタを推している。ただ、その仕様についてこれ
といった定義がない、という意見があるのも事実。

そんな現状に、自分としては全然不満はない。

特定の食材や調理法による統一的なメニューはなくても、手打ちパスタならA店、
スープ系ならB店、ガッツリ食べたければC店みたいに、その時々で多様な選択肢
からお店を選べるこの街のパスタ環境に、私はむしろ満足している。

逆に通いなれていたお店が不自然にお客さんに媚びて様変わりしてしまったり、
どのお店に行っても画一的なメニューになってしまったらと想像すると寒気がする。

記憶に鮮やかに刻まれている風景、味、またはひとの声がいまはもう存在しない
という寂しい経験は誰にでもあることだろう。いまの皆いっしょにご当地グルメな風潮
は、自らそんなマゾヒズムな方向に進んでいるようにさえ感じる。