2009年8月アーカイブ

夏休みの宿題

といっても、アサガオの観察日記や自由研究が社会人である
私に課せられていた訳ではない。
または、ひと夏の素敵な思い出づくりを迫られていた訳でもない。

ただ、物産担当者としては、この夏休み期間中にこのブログで
紹介したいと思っていたことが幾つもあった。

7月の土用の丑の日前には、老舗の鰻を取り上げたかった・・・

また、鰻とコントラストさせて梅干も考えていた・・・

夏の期間限定の和菓子も紹介の時機を逃してしまった・・・ 等など。

いつの間にか朝晩に秋の気配さえ感じるようになって来たところで
今回はかき氷の話題。遅ばせながら。

先月の地元紙で見かけて気になっていたのが「国府野菜本舗」さんの
野菜のシロップのかき氷。

枝豆とニンジン、カボチャの3種のシロップができたとのことで
試食してみました。

vegi.JPG最近、その先進的な取り組みが全国的に注目されている野菜本舗に
久しぶりに伺ったが、気になる商品を多数見つけた。
いづれこの場で報告したい。

もう一店が「日本一」さん。

実はこの夏、日本一さんには一度も行けなかったが、いま職場研修で
事務局の仕事を手伝っていただいている学生のOさんとTさんに
レポートしてもらった。

日本一の小谷野さんによると、
・日光の「松月」の天然氷使用。この天然氷が採氷可能なのは国内5ヶ所
 のみで、さらに松月さんでは各県1店しか卸さないという貴重な氷。
・お店ではサイズによって削り方も変えており、300円~ではサラサラ
 ふっくら、 100~200円では少しガリガリするようにしているという
 こだわりよう。
・独自のシロップ開発にも研究を重ねており、フルーツも高級パーラーと
 同じものまで一部使っている。

せっかくの機会だったので、このブログに載せる前提でPR文も作って
もらった(というか、怠慢気味の担当者である)。

 Oさんから 
 ~食べ終わった後に缶ジュース1本飲んだような満足感~
 (前略)バスですぐ行けるところにあるので、暑い日などに高崎駅に
 寄った際に、のどを潤しにぜひ行ってほしいです。高崎駅周辺をよく
 遊ぶ学生さんは、少し遠出して、初めて見たときは必ずびっくりする
 ほど大きいかき氷を食べに行ってみてはいかがでしょうか。
   
 Tさんから 
 ~かき氷一つにもこだわりの美味しさを追求する姿がカッコイイ~
 少し狭い通りにあり、なかなか気付かれにくい小じんまりしたかわい
 らしいお店。
 天然氷とは通常の氷と全然違っていると、食べた瞬間に感じられました。
 氷だけでも美味しいと思えました。
 とにかく種類豊富なシロップの数。家族みんなで、また友だちどうしでも
 それぞれ違う味を食べあったり
 するのも面白いかもしれません。
icemountain.JPG写真は厳選された果物の果肉と果汁たっぷりの「アイスマウンテン」

◎日本一
 高崎市本町73
 ℡ 027-322-3029

IMGP3381.JPG新潟県の柏崎市のSさんから問合せのお手紙をいただいた。

8月16日朝のTBS『がっちりマンデー』で紹介された招き猫はどこで
購入できるのかという内容で、毛筆の丁寧で達筆な手紙に、記憶を
たどって描かれたと思われるイラストが添えられている。

その招き猫が冒頭の写真。
胸の「十一=一十」は「幸」の字に掛けており、ディテイルにも凝った
デザイン。

高崎の伝統工芸品として親しまれている縁起物のだるまや招き猫を
現代風にアレンジした商品で、それでも高崎のものと分かるのは、
伝統的なコンセプトを崩していないから。

その白と黒のモノトーンの『デザイナーズだるま』と『デザイナーズ猫』は
インテリアとしても人気で、2年前に代官山ギャラリーでデビュー、
都内百貨店でも売れ行き好調とのこと。

番組内で、ゲストコメンテーターの蟹瀬誠一さんが活気ある注目の
地場産業として紹介したらしいが、製造者の今井裕久さんもご家族の
帰省先で番組を見たという電話があり知ったのだそうだ。

実はこの招き猫、物産振興協会の窓口にもディスプレーしていて、
番組放送後、「これ、テレビで見た」というお客様がここ一週間で
何名もいた。

「注目の地場産業」、
確かに底入れしたとはいえまだまだ景気の回復を実感できない中で、
最近の高崎だるまは明るい話題に事欠かない。

今年に入ってからも、懸案事項だった後継者育成の取り組みが順調に
滑り出し、新商品もほぼ毎月リリースされ、また地元学生の発案した
オリジナルだるまも順調な売れ行きだ。

新聞、雑誌などメディアでの紹介件数も確認しているだけで50件を越えて
いる。

また、年末に向けて今までにないコンセプトのだるま関連商品の発売予定も、
すでに4件は確実にある。

さらに、当協会会員に限ってみても物産展での記録的な売上や販路拡大の
ニュースが多数届いている。


高崎の産業が元気なのはだるまさんに守られているから、という人も
いるが、まんざら冗談でもなさそうに思える。


◎今井だるま
 高崎市上豊岡町75
 電話 027-323-5145
 http://www.page.sannet.ne.jp/forest/

追記:
この文章作成中に、柏崎のSさんから情報提供のお礼の手紙が届いた。
長野にお住まいのご子息「一幸」さんの誕生日のお祝いにお使いになるそうだ。
Sさんは中越沖地震で罹災し現在アパート住まいをされているとのこと。
文末には「援助してくれる家族への感謝の気持ちのプレゼントに」と
記されていた。

handeemai.JPG知られざる名品、などと言うと大げさだが、高崎の隠れた特産品は何かと
問われたら、迷わず挙げたいのが倉渕地域の「はんでえ米」だ。

一昨年の春、この業務を担当させていただくことになったばかりの頃、
民放の旅番組の取材があり、倉渕地区の農家のお宅で地元の伝統料理を
いただく機会があった。

卓上に沢山並べられた郷土色豊かな料理のなかに、この「はんでえ米」の
おにぎりがあった。

春先に地元で採れた山椒の芽の塩漬けを混ぜたシンプルなものだったが、
その美味しさに仕事を忘れて頬張った。

はんでえ米を生産する「倉渕んまい会」の会長の下平さんによると、

 通常のお米は収穫後、機械を使って乾燥するところを、天日で3~4週間
 かけて乾燥させるという手間がかけられている。

 天日で干すことにより旨みが米に集まり、いっそう美味しいお米になる。
 また、一年中変わらない味で食べることも可能となる。

 さらに、下平さんは、低農薬にこだわったお米を作っており、化学肥料の
 使用量は通常の5分の1。
 
 種まき・育苗も自らの手で行うなど、安全で安心して食べられる。

とのこと。作り手の想いもたっぷりと込められているようだ。

地元での消費が中心で、市外にはほとんど流通しないはんでえ米だが、
高崎髙島屋前で行われる例月の「ようこそ高崎 人情市」で購入できる。

私もこのお米をはじめ自然の恵みを感じさせてくれる倉渕の物産が毎月
楽しみで、伺うと下平さんご夫妻が笑顔で迎えてくださる。

はんでえ米のおにぎりを毎回用意、先月は自家製の唐辛子味噌入りで
シンプルながら贅沢な味がした。
おいしいお米を作る方が提案する最良の食べ方の一例だろう。

今年は天候不順で稲の生育も気にかかる。これから台風など続かなければ
良いのだが。

はんでえ米、場合によっては例年以上に入手困難になるかもしれない、
と、物産担当者として少しばかり煽ってみる。


◎きまぐれ 四季の味直売所
 高崎市倉渕町水沼419-1
 ℡ 027-378-2040(水曜休)

◎倉渕んまい会 下平農園
 高崎市倉渕町
 ℡ 027-378-3236

◎ようこそ高崎人情市
 http://ninjou.gunmablog.net/

新米シーズンに向けて、近況やおすすめのご飯のお供など
随時このブログで紹介していきます。

 

盆みやげ

お盆の帰省ラッシュで高速道路の渋滞のニュースが伝えられています。
今日の物産協会事務局は電話もお客さんも少なく、ため込んでしまった
デスクワークに落ち着いて取り組んでいます。

職場でも夏休みにいつにするか、という会話が時候の挨拶代わりに
交わされています。私は昨日お休みをいただき実家で過ごしてきました。

一応手みやげも用意することになるのですが、千葉に嫁いだ妹からは
名産の落花生の菓子が届くのが定番となっています。

お盆で家族や親戚が集まる場というのは、自分の中では特産品の
プレゼンテーションという勝手な思いがあり、その後の会話の潤滑油という
重要な役割を果たすことまで期待してしまうので、手土産選びは自ずと
慎重になります。

出かける直前まで悩んだ末、といっても楽しい時間ではありましたが、
剣崎町の「御菓子司微笑庵」さんに伺いました。

開店直後の店内には、すでに一組のお客さんがおり、粒あん、こしあん、きな粉
など数種類のおはぎを選んでいる最中でした。そちらにも惹かれましたが
涼しげにディスプレイされていた季節商品「桃仙菓(とうせんか)」を選びました
(7個入り2,100円)。

tousenka.jpg微笑庵さんがある国道406号線沿いは、夏から秋にかけブルーベリーや
桃、プラム、梨など豊富な果物が収穫され、多くの直売店が軒を連ねることから、
「くだもの街道」との愛称でも知られています。

この桃仙菓(写真)は同庵から程近い丘の上の桃畑で早朝に収穫された
完熟桃を使い、果肉とともに本物の青竹に一本一本流し込んだゼリーです。

うまく表現できないので申し訳ないのですが、桃が食べたいときにイメージする
あの味や香り、食感、さらにかぶりついたとき滴る果汁をそのまま小さな空間に
とじ込めたような菓子です。

桃の産地でなければ生まれない逸品とも言えるでしょう。

桃といえば、この微笑庵さん近くの観音塚考古資料館では夏の企画展として
観音塚古墳から見つかった1,000年以上前の桃の種を展示中です。

古墳時代に桃は魔除けの効果があると言われ、埋葬の際にも供えられたのだ
とか。

高崎には微笑庵さんのほかにも地元産の桃のスイーツを提供している洋菓子店や
農園カフェ、桃のカクテルを楽しめるバーなどがあり、祖先から受け継ぐ桃好きな
ところがあるような気さえします。

そんなことに気付くと、実家のお盆棚には桃も必ずお供えしないと、と思った次第です。

 

◎御菓子司 微笑庵(みしょうあん)
 高崎市剣崎町1038-4
  ℡ 027-343-3026
  http://www.misyouan.com/

「ワケあり商品」の作り方

ここのところ、県内で複数のコンビニが地元食材を活かした商品の開発に
乗り出す、との発表が続いている。

一方で、長引く消費低迷により消費者の財布の口は固くなるばかり。大型
スーパーなどでは2百円代の弁当や百円オニギリの売れ行きが好調とのこと。

「群馬のキムチ ハマンチョ」さんから新商品のリリースの知らせを受けたが、
ちょうどタイムリーに目に入ったここ数日の新聞記事から少し考えさせられた。


一昨日の日本経済新聞経済面で、武田薬品工業の長谷川社長のインタビューが
掲載されている。
  
   ・・・味や品質に問題はないのに曲がったキュウリは捨ててしまう生産農家に
   象徴されるように、消費者は『過剰』を求めてきた。その転換がカギを握る。
   過剰を求めない、提供しない仕組みづくりを経済産業省などが主導するのも
   一案では・・・

また、昨日の読売新聞くらし面では、先月江東区にアンテナショップを開店した
日本かつお・まぐろ漁業協同組合が紹介されている。漁業者自ら販路開拓しようと
いう試みで、従来は飼料に回していた頭や尾なども無駄なく商品化するという。
代表理事組合長の石川賢広さんのコメントから

   ・・・スーパーなどで価格競争が過熱し、採算が取れないほど値崩れを起こして
   いる。直売によって良質なマグロを手ごろな価格で提供し、マグロのおいしさや
   価値を再認識してもらいたい・・・


そこでハマンチョさんの新商品だが、まさに「味や品質に問題ない」が生育が良すぎて
食品加工工場で規格外となった野菜を、「手ごろな価格で提供」するものである。
   
   商品名:【訳あり】白菜キムチ
   規格:500g  価格:350円(税込)

wakeari-kimuchi.jpg上記のような消費者が飛びつく格安の弁当やオニギリが商品化される一方で、
多くの原材料が「規格外」として廃棄される運命にある。
そのようなことを行っているのは、声高に「地産地消」をPRする人たちでもある。
また、加工する側にも高いコスト減が要求されている。

こんなシステム、いったい誰にメリットがあるのだろうか?
何となく今の流れは健全ではないような気がする。

「100年に一度の危機」などと言われるが、このようなうわべだけ繕ったような行為を
続ける者が100年後に訪れるだろう次の危機を迎えられるとは思えない。


ハマンチョさんに伺った際、商品ではないけど、と店舗となりの菜園で採れたエゴマの
キムチをいただいた。暑さで食欲が減退する日々、ご飯のお供として重宝している。
本当に地産地消が定着すれば、多くの消費者が日常的にこのような恩恵を受けられる
のだろうな、とも思う。

◎群馬のキムチ ハマンチョ
  http://www.hamancho.jp/

manekineko.JPGその愛らしい表情は、猫好きでなくても見ていて飽きない。
でも彼とももう少しでお別れである。
これから都内で開かれるパーティーのお客様へ手渡される。

高崎だるまの工房が点在する豊岡地区の入口に、張子の招き猫づくり一筋の
通称「猫や」がある。

先月、群馬県達磨製造協同組合理事長の中田さんにご紹介いただき工房に
伺った。そこには、小さいもので9cmからの大小の張子の猫たちが目髭を描かれる
のを待っていた。

工房の代表は3代目の荻原正雄さん。正雄さんを中心に、4代目を継ぐ予定という
孫の浩史さんらが黙々と作業を進めていた。

塗料を乾かす扇風機の音とセミの鳴き声に交じって筆を走らせる音だけが聞こえ
てくる工房は確かに静寂な空気が漂う。でも不思議と明るい気分にさせられた。
それは、数百もの愛らしい猫の瞳に囲まれているからかもしれない。

創業は明治初期というから、もう100年以上作られ続けていることになる。
この張子の招き猫の発祥には、日本の工業の近代化を担った群馬の養蚕業が深く
関わっている。

当時多くの農家で飼育されていた蚕にとって悪戯を働く鼠は大敵。そんな鼠の退治を
願って作られるようになったのが、この招き猫なのだそうだ。

その後、時代の変遷とともに用途は招福の縁起物へと変わり、今ではインテリア用に
スタイリッシュにデザインされたものが若い女性にも人気だとか。

数回前のこのブログで、目白の椿山荘で行われる企業立地セミナーに参加する
旨をお知らせしたが、先週行われたこのセミナー後の交流会では、この荻原さんの
招き猫が大好評だった。

100年に一度の危機、などと言われている昨今、来場した企業関係者を惹きつける
ものがあったのは確かだ。

そんな訳で、今夜のパーティーには前回の倍の数の招き猫を用意して臨む。
今から反応が楽しみだ。

この招き猫の注文の際、工房の美代子さんからどんな用途か訊かれた。
金運向上や商売繁盛を願うのであれば右手を、千客万来であれば左手をあげている
ものを選ぶのだそうだ。さらに、手の高さは願いの度合いを表すのだという。

そう聞くと、できれば両方揃えたいと思ってしまう。
そんな商売上手なところにもあやかりたいもの。


◎荻原正雄さん
 高崎市下豊岡町40-1
  ℡ 027-325-1018

 

pilsner urquell.jpg電車通勤をしていた頃、倉賀野駅に近づくと麦汁を煮出す甘い香りがして、晩酌の
ビールをいっそう楽しみにさせられた。

既に撤退してしまったが、キリンビールの高崎工場があり、国道17号バイパスは
できたてのビールを積み込んだトラックが沢山行き来していた。
工場見学もでき、ここで飲むビールは格別だった。

さきほど届いた広報高崎8月1日号をめくりながら、そんなことを思い出した。
キリンビールが縁で1990年に高崎市と姉妹都市提携が交わされたチェコ共和国の
プルゼニ市の様子が4ページにわたり紹介されている。

このプルゼニでも目をつぶって深呼吸すると当時の倉賀野と同じ香りがする。
ビールファンなら知らない人はいない銘柄Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル)社の
工場が中世の街並みを残す中心部から少し南に構えている。

日本国内で販売されているビールのラベルや地ビールの種類でPilsner(ピルスナー)と
書かれているのをご覧になったことがある方も多いはず。

このPilsnerとはチェコの地名Plzen(プルゼニ)に由来する英語、ドイツ語だとPilsen
(ピルゼン)となる。日本をはじめ、世界中で飲まれているビールの主流はこのピルスナー
タイプ。

ビールというとドイツと思われがちだが、今や世界の主流である黄金色の透明なタイプの
ビールは19世紀半ばに当時のボヘミア王国のここプルゼニで生まれた。

このウルケルの味は焙煎が利いた香ばしさが特徴。日本のビールと比べると、
一番売れている某社某銘柄ほど軽くないし、某プレミアムビールのような計算され尽くした
わざとらしさもない。
 
ただし、このウルケルも150年の伝統と職人の舌によりある意味で計算されている味とも
いえそうだ。

ビール醸造の専門用語でdrinkability(ドリンカビリティ)という数値がある。

ただの水は一見たくさん飲めそうだがジョッキ4、5杯といったようにビールほどは飲めない。
味がないので飽きてしまう。一方で濃厚すぎても体が受け付けないので、程よく後を引く
バランスが必要となる。
科学的にも、このビールはその接点であるdrinkabilityの見事さが証明されているという。

ビールについては、学生時代に故千野栄一先生から指導いただいたことをまだ守りながら
実践している。

千野先生は言語学の第一人者として大きな功績を残されており、日本のチェコ文学の研究
分野を開拓された方でもある。
私が大学2年の時に定年で退官されたため残念ながら授業は受けることが出来なかったが、
時々開催される特別講義などは欠かさず受講した。

なによりもその講義のあとの「課外授業」が楽しみだった。それは講義室で行われるのではない。
場所を移してビアホール等の円卓で行われるのが常だった。

授業内容は先生が翻訳されたミラン・クンデラの小説のことであったり、言語学の最新の
話題だったり、始まりはその時々異なっていたが、いつの間にかビールの話に移っている
ことが多かった。

ビールが一番美味しい季節(それは夏ではない、「夏の屋上ビアガーデンのビールは古米を
食ってるようなもの」)、バドワイザーの元祖(これもチェコ、米国の核兵器問題並にしたたかな
超大国のエピソード)、チェコの民主化革命とビアホールの関係(スパイ小説以上に面白かった)等々。
チェコの宗教改革者のヤン・フスは、こんな雰囲気の中で説教をしていたのかもしれない。

そんな教えの中から今でも実践していることといえば、ビールを愛する者は大ジョッキは絶対
に頼まないこと。
銀座ライオンでも、先生は必ず小ジョッキでオーダーしていた。それでいて飲むペースと量は
他の客の数倍のペースだから、私たちのテーブルの担当の店員は特に忙しそうだった。

これらについては千野先生の『古本とビールのプラハ』(白水社)にも書かれているので
興味のある方はご一読を。

今日こうしてピルスナーウルケルを思い出すに至ったのには、伏線があった。

今週末に虎ノ門で開催されるパーティの準備で、きのうJA高崎ハムの工場に行った。
自社製品への想いを熱く語る統括部長の佐復さんの話を伺い、併設する直売店を後にすると
工場からハムを燻す薫りがしてきた。

おいしいビールが飲みたい!
そう思いつつ、昨晩は懐具合からウイスキーのハイボールでのかんぺいに甘んじてしまった。

これで機は熟した。何のことだ?

◎JA高崎ハム
 高崎市八幡町722-5
  ℡ 027-346-8870
  http://www.takasakiham.com/

 

takasakiham.jpg