2009年7月アーカイブ

いなり寿司のルーツ

inarizushi.JPG横綱・白鵬が11度目の優勝を飾った大相撲名古屋場所。同場所開幕の前日の
夕方の報道番組で、まわし姿の力士たちがいなり寿司を美味しそうに頬張る映像
が流れていた。

名古屋から程近い、愛知県豊川市での話題で、このまちには、日本三大稲荷の
一つである豊川稲荷があり、古くからその門前町として栄えたところ。
江戸時代の文献から、いなり寿司発祥の地とも言われる。

私もこの豊川に数年来の友人がおり、毎回思いかけないタイミングで特産品の
酒や竹輪などを贈ってくれるが、一度も訪れたことがないにもかかわらずこのまちの
ファンにさせられるような質の高い品々ばかりだ。

さすがにいなり寿司はいただいたことがないが、その話は以前から聞いていた。
毎月17日をいなり寿司の日と定め、試食会や料理教室、コンテストなど
ユニークな取り組みが展開されている。

その力士たちの映像を見てからいなり寿司が食べたい、とこの2週間思い続けていたが、
自宅では作ったことがないし、コンビニで買うのも味気ない。デパ地下のとはイメージが
違う。

そんな訳で心待ちにしていたのが、例月の「ようこそ高崎・人情市」。
昨日、このイベントの高崎髙島屋前でのサテライト会場に行ってきた。

マンションや大型商業施設が建ち並ぶ高崎駅前で、「倉渕んまい会」メンバーにより
毎月一度だけ行われる朝市には、高崎市倉渕地域の朝採り野菜、惣菜、味噌、
パンなどが並べられ、楽しみにしているファンも多い。

お目当てのいなり寿司は、んまい会会長の下平さんのテントで購入できた。

このいなり寿司は材料も特別なものは何も使ってないだろうし、作り方だって普通だろう。
でも、多分そのままのレシピで自分が調理しようとしても同じ様には出来ないの分っている。
ちょうど、自分が小学校のころ帰宅すると祖母が作ってくれた「サッポロ一番」の味を
どうしても再現できないように。

きっとこの人情市の日の下平さんは、毎回楽しみにして来るお客さんの笑顔を想像しながら
早朝からせっせと準備しているんだろうな。それから、倉渕から街なかへの1時間近い道のりも、
決して長くは感じていないだろう。


この日の朝の新聞でも、有名宝飾品店が並ぶ表参道の一角で週末限定の農産物の朝市が
人気を集めていると書かれていた。自治体による銀座の一等地のアンテナショップも話題で、
地域産品のブランド化を狙い出店が相次いでいる。

でもあの辺り、地元住民なんてほとんどいなくて、特に週末など地方からで遊びに出かけてる
人の方の方が多いような気がするけどどうなのだろう。
並木通りで白菜とか大根の入った袋持って歩く人というのもあまりイメージできないし。

結構、地方から遊びに出かけた人が、熱心なセールスに押されて野菜とか果物買って帰って
たりして。利用者減が伝えられるJALも羨むようなほどの(フード)マイレージがたまりそうだ。

本当に「東京の人」にも知ってもらいたいなら、巣鴨や南千住あたりのほうが効果がある
ように思えるが。

それに都心に進出するほどの費用を投じなくても、まだまだ地元市民にもこんなに素晴らしい
自然の恵みがあることを知ってもらうことこそ急務だろう。

そんなことを考えながら、買ってきたいなり寿司をかみしめていた。

やめよう、もっと素直に味わおう。せっかく心をこめて作った下平さんに申し訳ない。

 

◎ようこそ高崎人情市
 http://ninjou.gunmablog.net/

◎豊川市役所 いなり寿司のHP
 http://www.city.toyokawa.lg.jp/enjoy/200905220001.html

 

eco-daruma.JPG

7月29日に文京区の椿山荘で「知事のトップセールス・ぐんま企業立地セミナー」が
開催される。

タイトルのとおり、群馬県の大澤知事をはじめ県内の市長ら自ら企業誘致活動を
行うもので、産業用地のセミナーのあと群馬の食材を囲んでの交流会が設定され
ている。

この交流会では、前橋市、高崎市、桐生市、太田市、藤岡市およびみなかみ町の
自治体ブースが設けられ、観光PR等を行う予定。
この交流会の高崎市ブースの一部で当協会員産品のも展示や配布を行う。

自分が一企業担当者だったら嬉しくなりそうな、それからちょとしたトリビアな話題で
驚けそうなものに出来ればと最終の準備を進めている。

テーブル1台という限られたスペースなので、テーマは3点に絞った。


まずは「水」の良さ。
高崎に住む私たちにとっては、あまりにも当たり前のことだが、その水の良さは
ポカリスエットをはじめ、だれでも知っているナショナルブランド商品の工場が構えて
いることでも証明されている。また、同じ榛名水系の水で醸造した良質な清酒がある。
ここでは大塚製薬さんの「ポカリエット」500mlPETと牧野酒造さんの発泡性梅酒
「淡梅」を展示、提供する。

そして「都心からのアクセス」。
高崎へは、新幹線で東京駅から約50分。本社からの出張時、高崎で一杯楽しんだ
後でも、東京近郊の自宅まで余裕で帰れる。パスタ専門店はらっぱさんほか、
高崎パスタと新幹線往復チケットがセットになったJR東日本の商品「パスタのまち高崎」
リーフレットを配布する。

もうひとつが「高崎だるま」。
高崎で商工業が盛んなのはだるまさんのおかげ、という人も多い。また、県外の企業
でも新規プロジェクトに取りかかる時などに特大願掛けだるまの注文があるという。
それから、あまり知られていないが高崎だるまは200年にわたり古紙利用、先駆的な
エコ商品。環境保護等、CSRに積極的に取り組む企業にもおすすすめだ。
今回のセミナー用に製造を依頼した「エコだるま」を展示、配布する。


「百年に一度の危機」などといわれ、大手企業の工場閉鎖のニュースが連日報道され
ている。そんな状況下では、企業担当者も新たな土地への進出には相当慎重になって
いるはず。

だから、この展示では「高崎って何か面白そうだから一度出かけてみようか」くらいの
きっかけにでもできればというスタンスで臨もうと思っている。

「婚カツ」が流行語だけど、あまりガツガツしている異性がいたらちょっと引いてしまう
ものだし。

 

kingofpasta.JPGクセになる美味しさを表したい時に「やみつきになる」と言ったりするけれども、
テレビのCMやスーパーのポップ広告で見かけるほど、やみつきになるような
商品にめぐり合えることはそう多くない。
だから、この言葉はあまり使わないようにしている。

「懐かしい味」というのも疑わしい。今の小学生が麩菓子や都こんぶ食べて
そんなふうにコメントしたりするが、前世でも悟っていない限り懐かしいわけは
ないだろう。機会があれば問い詰めてみたい。

もうひとつ、「肉汁たっぷり」。ハンバーグとかのそれ、ただの動物性脂肪だと
思うのだが。

そんなことを日々感じたりしている自分が、本当にやみつきになっているのが
「スパゲッティー専科はらっぱ」さんの「赤唐辛子とニンニクのトマトソース」。
この前の3連休でも2回、土用丑の日もこのパスタで英気を養った。

このところ空腹を感じるとあのトマトソースの香りと心地よい刺激の辛さが無性に
恋しくなる。そして、ほどよくチーズとからんだ茹で上げパスタとスライスニンニクの
シャキッとした食感を想像する。

このパスタにはそんな禁断症状さえ起こさせる作用があるようで、私の周りでも
同僚G君の奥さんや倉賀野の美容師見習いのNさんは学生の頃から同店に
足繁く通っているとのこと。

きのうも夕方あたりから私の頭の中に例の情景が浮かびはじめ、業務終了後は
はらっぱへと直行した。

昨晩の岩押店は閉店間際にもかかわらず数組のグループがおりにぎやかだった。
また、めずらしく厨房には社長の岩田さんの姿があった。

すでに新聞等で報道され話題となっている「高崎まつり」(8/1、2)のイベントで、
高崎パスタのグランプリを決める「キングオブパスタ」には、このはらっぱさんも
参加する。

岩田さんを中心に若手スタッフらが試作パスタの検討をする真剣だが明るい声が
聞こえてきた。また、生バジルをミキサーにかける音と深呼吸したくなるような新鮮な
香りが店内に漂っていた。どんなパスタになるのだろうか?

実は、キングオブパスタ向けメニューの構想の一部を教えてもらった。コンテスト前
なので詳細なコメントは控えるが、使用する食材は麺以外は全て高崎産。
岩田さんの軽やかなフットワークで厳選した当協会会員の良質な素材も数多く
使用される予定。

実現すれば、高崎市物産振興協会始まって以来の大コラボレーション商品と
なるだろう。

このキングオブパスタには当協会からははらっぱさんのみだが、市内のパスタ店
10軒が参加する。高崎にパスタを広めた老舗から話題の新規店まで、よくここまで
揃えたと感激するくらいのバラエティ豊かな面々だ。

これらの参加予定店の閉店後の厨房では、はらっぱさん同様に最高の高崎パスタ
を提供しようと意気込む調理スタッフらによる試行錯誤が繰り返されているに違いない。

衆議院選挙や全国高校野球など、日本中で決戦ムードが高まっているが、
高崎のパスタ界も目前の戦い賭ける熱さでは負けていないだろう。

「日本を変える」というフレーズを最近もどこかで耳にしたが、高崎パスタは今、
自ら変わろうとしているのかもしれない。

高崎パスタにはこれからまだまだ何かが起こりそうな気がする。


◎スパゲッティー専科はらっぱ
高崎市岩押町18-6(本店、ほか2店舗あり)
電話/FAX 027-325-2418(本店)
http://www.harappa.co.jp/index.html

◎高崎まつりHP(「キングオブパスタ」詳細はこちら)
http://www.takasaki-matsuri.jp/35/

 

ume-amanattou.jpg

このブログをはじめてから、雑誌や新聞などの食の話題の記事を
丁寧に読むようになった。

今まで仕事の報告書くらいしか文章を作る機会がなく、食べもの
について書くことなどさらに少かったので、その道のプロの文章
は格好の教材だ。

開高健や岡本かの子、北大路魯山人などの随筆集も古本屋で
見つけて来たが、書き手の目の前の食べものへの愛着が、その
味わい深い文章から痛いほど伝わってくる。

最近何度か読み返しているのが吉田茂元首相の長男で麻生首相の
叔父にあたる吉田健一氏のエッセー。

父の仕事に伴って幼少期を海外で過ごしたこの超エリートの食い物
論は説得力あるし、努力だけでは真似できるのもではない。

同じ血を引く麻生さんも、政治の世界でなく料理評論家かグルメリポーター
にでもなっていたら、全国どこへ行っても温かく迎えられ、結構な支持を
得ていたに違いない。

料理評論家といえば、テレビにもよく出演している岸朝子さんの
『全国五つ星の手みやげ』という本の中で、当協会会員の
「横山製菓 芳房堂」さんが紹介されている。

甘納豆の専門で、和風マロングラッセ「栗甘納糖初霜風情」が代表商品。
全国菓子博覧会等でも高い評価を得ている。

この時期のおすすめが7月~9月の限定商品「うめ納糖」。

地元高崎榛名産の青梅を手間ひまかけグラニュー糖で煮込み、風味豊か
に仕上げられている。冷凍してシャーベット状にして食べても美味とのこと。

この商品を知ったのが昨年の秋。すでに販売終了だったので、次シーズンを
と待っていたが、先日同店の森さんから発売を始めたと伺ったので、さっそく
購入してみた。


せっかくなので今回は最近の文章の先生方をお手本にレポートします。

まずは、グルメ本の世界的権威としてお馴染みの『ミシュラン・ガイド』風に
お店に入ってみる。

 この昭和34年創業の甘納豆専門店は貝沢町の大通りを入った
 路地に店を構える。近代的だが日本的情緒を感じさせる店舗は、
 扉を開けると店員が落ち着いた対応で心地よく迎えてくれる。
 清潔感あふれる店内には、厳選された産地の栗、豆、芋と
 いった野山の幸で作られた納糖が明るく整然と陳列されている。

続いて今愛読中の吉田健一氏で一言。

 英国でも秋になるとイタリー産のオリーヴの塩漬けなどを出して
 くれる飲み屋があり此の時ばかりはキヤンテイあたりの白葡萄
 酒を合わせ季節の変わり目を楽しんだものである。季節感とい
 えばこの高崎の榛名山麓の生梅をつかった納糖も飲み屋と茶
 室といった程の違いはあれ、其のオリーヴに趣きが似ていない
 と言えなくもない。
 
この人の新聞連載を毎週楽しみにしてます、発酵学者の小泉武夫さん
だったらこんな風に書きそう。

 待ってましたとばかり包みを空けると乙女のように艶々したうめ納糖が
 顔を覗かせた。恥ずかしいからそんなに見ないでといわんばかりの
 梅の実をそのまま我輩の口腔めがけて放り込むとピュルルっと濃厚な
 蜜の味のあと、ふくよかな梅の果肉のジュワっとした旨みが広がり、
 種からも染み出る味をチュルチュルと吸い尽くした。まさに抱腹絶倒
 の恍惚状態に達し、気がつくと一箱まるごと胃袋へと収まり、渋茶を
 慌てて啜りこんだ。

締めの言葉は岸朝子さんで

 大変、美味しゅうございました。

また今回のブログもとりとめもなく安易な結びとなってしまった。
担当者の文章修行はまだまだ続く・・・

◎横山製菓芳房堂
 高崎市貝沢町1069
 ℡ 027-361-4170
  http://www.kuri-amanattou.co.jp/

真夏の朝の物産

morning.JPG

北関東でも梅雨明けが宣言されたようで、これから寝苦しさに悩まされる
夜が続きそうだ。

そんな毎日の朝の寝起きを楽しみにさせてくれる物産が協会員の商品にあり、
日常的に愛用している。

そのひとつが箕郷町の老舗「みどり園茶舗」の「のんべ安兵衛のくき茶」。
このお店のこだわりは有機栽培、無添加、無着色、無香料。

店主の大石さんから以前、興味深い話を伺った。

お茶の本場といえば静岡だが、静岡で飲んで美味しかったからといって
買ってきたお茶を群馬で淹れても必ずしも同じ味になるとは限らない。

海に面した静岡と群馬とでは水が違うからだそうだ。なので、大石さんの
お店ではこちらの榛名山嶺の水にあったブレンドを施している。

また、一口飲んで濃い旨みを感じるものや色が鮮やかすぎるものも添加物が
使われている場合が多いとのこと。

そう言われてみると、このお茶は色、味とも自然で飲み飽きない。
毎朝期待どおりに体の渇きを潤してくれる。

もうひとつが「岡田農園・かおるの梅」の完熟梅干。
代表の岡田久枝さんのおすすめは親梅だが、自分は繊細でフルーツのような
香りがする小梅が気に入っている。

百貨店の高級品やスーパーのパック商品の大半を占める調味梅干は自分には
どうしても合わない。

以前に実家で漬けていたような塩と梅だけの梅干を探していただけに、幸い近所の
食品店で購入できる榛名山麓産のかおるの梅もまた自然な味わいでありがたい。

そんな高崎の物産で迎える朝、FMラジオのバロック音楽をBGMにゆっくり新聞
に目を通す毎日を送っている。


今朝の日本経済新聞では、中小企業面で「大門屋」さんの選挙だるまの話題が
掲載されていた。また同紙群馬版では、先日このブログでも書かせていただいた
「中村染工場」さんの高崎藩主手ぬぐいが紹介されている。

倉渕んまい会の下平さんのお米が炊き上がるのを待ちながら、今朝も高崎の
明るい話題に心が弾んだ。


◎みどり園 茶舗
 高崎市箕郷町西明屋114-5
  ℡ 027-371-5667

◎岡田農園 かおるの梅
 高崎市上里見町1677-2
  ℡ 027-374-6258
  www.kaorunoume.com

◎倉渕んまい会 下平農園
 高崎市倉渕町
 ℡ 027-378-3236

三遊亭円朝ゆかりの・・・

tenugui2.JPG

市内に葡萄屋さんという美味しいパエリアが食べられるスペイン料理屋があるが、
年に何度か落語会「葡萄屋寄席」をもう30年近くにわたり主催している。

過去の出演者は故古今亭志ん朝や先代の柳家小さんなど、そうそうたる顔ぶれ。
その葡萄屋寄席「立川談志独演会」が先週も高崎で開かれた。

昨年の同寄席での談志師匠は病気の治療中での出演で、トリを弟子にまかせての
艶笑小噺に終わり、また良くなったら大ネタの「黄金餅」などやりたい、と言い残して
高座を去っていった。

常連客が多いこの落語会なので、客席には今回こそは、という期待もあったようだが
やはりこの夜もいつもの名調子は聴けなかった。

普通なら落語会帰りの客はどこか幸せそうな表情なものなのだが、ホールを後にする
人たちはどこか寂しげな雰囲気だった。

帰りのカーステレオで、その晩の演目「つるつる」を往年の文楽師匠で聞き直して
せめてもの慰めにした次第。

まだ1週間くらいしか経たないが、その晩の談志師匠の噺はあまり記憶にない。
もうひとつの演目「風呂敷」での手ぬぐいの仕草だけが鮮明に蘇ってくる。
そんな訳で、今回は「手ぬぐい」の話題。

『笑点』メンバーの三遊亭小遊三師匠をはじめ、落語の三遊亭一派の羽織に
あしらわれている紋「高崎扇」が、近代落語の祖と言われる三遊亭円朝が高崎藩主・
大河内家の許しを得て使われていると、以前このブログで記した(4/22)。

その後、情報サイトAll About案内人の清水さんと話していたところ、これついては
きちんと許可が下されたのかは定かでなく、勝手に使った(ている)とも思われる
とのこと。

100年以上前の話、事実はどうであれ、このようにして高崎の名前が出てくるのは
今となってはありがたいことだと思う。

ところで、先のブログで

  市内の老舗手ぬぐい店「中村染工場」さんに「オリジナル『高崎扇』の手ぬぐい
  作ってくれないかな、とひそかに期待している。」

と書いたところ、
このたびこの紋も入った『高崎歴代藩主の家紋入り手ぬぐい』が発売された。
思いついたことは言ってみるものである。

1枚840円、梅雨明けを目前にこれからのシーズンにおすすめの一品だ。

談志師匠がまた高崎に来ることがあったら、ぜひプレゼントしたいところだが。

◎中村染工場
 高崎市常盤町40
 ℡ 027-322-5202
 http://www.nakamura-some.com/

orch.daruma.JPG業務用のFAX送信票に、お気に入りのだるまの写真を入れてある。
当方が勝手に高崎の2大名物と呼ぶ、群馬交響楽団と高崎だるまの
コラボ商品「オーケストラだるま」である。

昨日、県外出身の報道関係の方にこの送信票を付けてFAXを送信した
ところ興味を示してくださったので、今日はその話題。

このだるまの構想、というと大げさなので「思いつき」は2年前の夏。
当時群響事務局に在籍されていたMさんの一言だった。

高崎出身のMさんは、友人の結婚祝いなどで高崎だるまをプレゼント
することが多かった。

そのころ群響に異動してきたばかりで、「群響をモデルにしただるま
があったら面白いよね」とオフィスでぼそっとつぶやいた。

定期演奏会チケットの支払いでおじゃましていた当方が、オリジナル
だるまの製作で定評のある「吉田だるま」の吉田昌弘さんを紹介、
Mさんと吉田さんの間で試作品の検討が重ねられた。

商品化に先立ち、都内で行われた演奏会場でもテスト展示、来場者
から「購入できないのか」との質問も数件あったようで、確かな手ごたえ
が感じられた。

そして正式なお披露目となったのは2008年3月のすみだトリフォニーホール
での群響東京公演。高関健音楽監督の最後のタクトとなった演奏会
会場である。

指揮棒(後姿が高関さんに似ているとの群響事務局談)、バイオリン、
トランペットなどを携えただるまは好評で、その後は高崎の群馬音楽
センターで毎月開催される定期演奏会で常時販売されている。

吉田さんによるとネット販売も含めすでに400個以上作成したとのこと。
創作だるまとしてはヒット商品と言える。


このオーケストラだるまはコンサートステージにも立っている。

昨年の6月の石川県金沢市で開催されたオーケストラアンサンブル金沢の
定期演奏会、群響との合同演奏の時である。

同アンサンブル音楽監督で指揮者の井上道義さんも気に入って下さった
ようで、記者会見の際も机の上に飾っていた。

コンサートでは来場者やコンサートマスターに目入れされただるまが
指揮台のとなりで演奏を見守っていた。

その時の反響の大きさは、後日同演奏会に足を運んだ金沢の方の多くの
ブログで紹介されていたことからも察せられる。

高崎だるまのひとつの可能性を示したオーケストラだるまだが、
さらなる話題になるには、映画化が進められている「のだめカンタービレ」
あたりに登場させてはどうだろうかと勝手に思っている。
今のところ脈はないが。

◎吉田だるま
  オーケストラだるま 通常サイズは12センチ1,500円
  ご希望の楽器でお作りできます
 http://www.yoshida-daruma.com/

◎群馬交響楽団
 http://www.gunkyo.com/

◎オーケストラアンサンブル金沢(記者会見の様子)
 http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2008/06/

 

県内の商店等で、金色地に赤く「優○良」と記されたシールをご覧に
なったことがある方も多いかと思います。

群馬県で認定している「優良県産品」を示すもので、県産品の普及
や品質の向上を促進する等の目的で、優良な県産品が推奨されています。

私も普段の商品購入では、積極的にこのマークの付いたものを購入して
いますが、先日買った梅干のパッケージに貼られたシールを捨ててしまう
のがもったいない気がしたので、身近にあったいろいろなものに貼って
みました。

梅雨でなかなか外出する気分になれない時でも、「こんな優良県産品が
あったら嬉しい」と、室内でしばらく楽しめることに気付きました。

その延長で、職場の知人が所有している有名ブランドバッグを少々お借
りして撮影したのがこの写真です。


brand.JPG老舗ブランドの落ち着きあるデザインと、ゴールドの認証マークが見事に
しっくりと馴染んでいます。

オークションなどでもブランド×ブランドのレアなダブルネーム商品が
高値をつけたりしますが、

機会があればバカラのグラスやロレックスの文字盤、アルファロメオの
ハンドルなどでも試してみたいと思っています。

地域産品のブランド化が全国的に取り組まれていますが、そこで言う
「ブランド化」とは、先日の私の試みとはあまり関係ないと思います、多分。

 

以下、群馬県観光物産課からの案内の抜粋です。
申請受付の窓口は、各市町村となります。

群馬県では、県民の方々はもちろんのこと、県外からのお客様が県産品を
購入される際に役立ててもらうため、優良県産品を推奨(認定)する制度
を行っています。

この「優良県産品」制度は、認定期間が2年間となっており、今回は平成
22年4月から24年3月までの2年間推奨する商品について、申請を
受付け審査をいたします。


1県産品とは
 製造又は加工の最終段階が群馬県内で行われた商品で、県内の製造業者名の
 表示により消費者に販売される食料品や、民・工芸品などをいいます。  
 ※一部対象外のものがあります。

2優良県産品として認定されると
 ①認定の証として、群馬県より「推奨状」が授与されます。
 ②「推奨品名簿」を作成し、県及び関係諸機関などで紹介します。
 ③認定された商品は、「推奨証紙(推奨品シール)」または「推奨証紙図案」
 を貼付しなければいけません。

3申請方法
 優良県産品の認定を受けようとする者は、所定の申請書に関係書類を添付して、
 所在市町村を経由して県に申請します。
 ● 申請受付期間:平成21年7月1日(水)~7月31日(金)まで
 ● 申請書提出先:所在市町村商工観光担当課

4審査・認定
 申請された商品は審査会において審査され、その結果に基づき知事が認定します。
 ●審査会開催日:平成21年9月1日(火)

制度に関する詳しいお問い合わせは、
群馬県観光物産課宣伝・物産係 027-226-3385 まで

案内、申請書等は下記ファイルをご覧ください。

01 案内.pdf

02 推奨品要綱.pdf

03 申請書類.pdf

04 審査会規程.pdf

05 審査会詳細.pdf

mori1.JPG村上春樹の話題作、『1Q84』読了。

冒頭をはじめ小説の随所に登場するチェコの作曲家、ヤナーチェクの代表作
「シンフォニエッタ」の使われ方が興味深かった。
この小説のヒットの影響で、ヤナーチェクの作品への関心が高まりそうである。

前にもこの場で書いたが、この作曲家の傑作はオペラだと思う。
特に後期の数作品。中でも私が好きな作品は『利口な女狐の物語』だ。

このオペラが変わっている。登場するのが、タイトルのとおり狐や犬、鶏、
蛙や蚊といった森の動物たち。

あらすじはこの場では省略するとして、この全3幕のオペラは東洋の輪廻転生に
通じる自然思想と、作曲された20世紀初頭の家族制度などの歪んだ社会問題がテーマ。
森の動物たちが展開するドラマは、人間の世界以上にリアルに、生々しく描かれている。

数年前にチェコのオペラ座の来日公演があり、この作品が都内で1度だけ上演された。
低予算ながら素晴らしい演出だったが、幕間に近くの客席のご婦人が、この作品に対して
「幼稚園の発表会みたい」なんて言っていた。

体格の良い男女が、愛だの復讐だのを大声で叫び続けるイタリアオペラの方が
よほど幼稚なような気もするが。


さて、話は物産に戻り、この『利口な女狐』の舞台にでも出てきそうな、または
『1Q84』の「リトル・ピープル」でもひょっこり顔を出しそうなお店を見つけた。

少林山達磨寺に登る坂の途中にある、その名も『森のパン屋さん』。

一見何の変わりもない民家だが、駐車場から木製の案内板のとおりに
丁寧にガーデニングされた小径を進んでいくと、「森のパン屋さん」と看板に
書かれた、かわいらしい小屋がある。そこがパン工房兼店舗だ。

3人くらい入ればいっぱいの店内にはアンティーク調のランプや人形、小物が並べられ
まさに童話の世界のよう。

何より初めて訪れただれもが驚かされるのは、目の前の大きな石釜。
季節の食材を使った天然酵母パンは、すべてこの薪をくべる石釜で焼かれている。

切り盛りしているのは荻野早苗さん。このお店のパンのやさしい味からも、
荻野さんの人柄が伝わってくる気がする。

昨年開店したばかりだが、パン・フリークにはすでにお馴染みのようで、
特に若い女性が遠くから訪れている。

普段お店に並べられるのは60~70個が限界とのこと。
営業時間はパンの焼き上がりとともに11時に始まり日没まで。火曜がお休み。
早々に売り切れることも多いので、確実に買いたいのであれば事前に電話で予約を。

陶芸教室「草風窯」も開いており、また購入したパンのイートインもできる。
石釜の店外に設けられたタープの下では飲物も提供している。

最近の私の休日は、森の小鳥たちのさえずりを聞きながら、このテーブルで
焼きたての天然酵母パンをかじり、のんびり過ごすのを楽しみにしている。

この季節、陶製のカップを通してしっとり指先に伝わるアイスコーヒーの冷たさが、
なんとも心地よい。

 

自分だけが知っている秘密の場所にしたいけど、高崎にはこんな素敵な場所があるって
自慢もしたいので、お教えしました。


◎森のパン屋さん
 高崎市鼻高町313-1
 ℡027-325-0835

 

mori2.JPG

kitty.jpg

いつ選挙になるのか分からない衆議院、解散されると「選挙だるま」
づくりで大忙しのだるま工房の映像がニュースで流れたりしますが、
その前に、何とも愛らしいだるまが発売されました!

今年誕生35周年のアニバーサリーイヤーを迎えた人気キャラクター
サンリオのハローキティーとのコラボ商品『高崎だるま ~ハローキティ~』
です。

製造したのは「高崎だるま職人 真下輝永」さん。
ウェディングだるまやデザインだるまなど、これまでにも数々のスタイリッシュな
だるまを発案されている注目の職人さんです。

この商品には、国民的人気のキャラクターを通じて、「高崎だるま」という
日本の伝統を身近に感じてほしい、という思いが込められています。

最近、高崎市内で行われる結婚披露宴では寄書きや両親へのプレゼントなどで
だるまが使われることが増えてます。
そんな場面にもピッタリなだるまと言えましょう。

また、誕生日やお子様の名づけ記念、中学・高校受験等の合格祈願としても
喜ばれそうです。

通常サンリオさんの商品では名入れができるものはあまりないかと思いますが、
このだるまは個人名であれば対応できるとのこと。
ハローキティ・ファンの皆さんにとっては必須のアイテムとなるのではないでしょうか?

詳しくは真下さんのHPをご覧ください。


◎高崎だるま職人 真下輝永
 www.mashimo-terunaga.com