［第27回］みるく工房タンポポ Part.1｜磯崎舞のホリデースイーツ

磯崎舞のホリデースイーツ

［第27回］みるく工房タンポポ Part.1

暑くなると食べたくなるのは、ひんやりとしたジェラート。7月に放送した「磯崎舞のホリデースイーツ」では、群馬県高崎市鼻高町のラブリーファーム長坂牧場内にある「みるく工房タンポポ牧場店」の牧場ジェラートをご紹介しました。

長坂牧場があるのは小高い丘の上。山道を登った先には山々が一望できる最高のパノラマが！そこでのびのびと約300頭の乳牛が育てられています。

「みるく工房タンポポ牧場店」に目がけて、平日にも関わらず絶え間無くお客さんがいらっしゃっていました。

ショップでは牧場ジェラート、飲むヨーグルト、チーズなどを販売しています。

店の奥には輝かしいトロフィーや賞状が飾られています。これらは農林水産大臣賞など、酪農、経営、商品に対して表彰されたもので、長坂牧場はとても評価の高い牧場として知られています。飾ってあるのはごく一部で、数え切れないほどのトロフィーや賞状がまだ他の場所に保管されているのだとか！

1961年に桃農家のかたわら、長坂喜義さんが牛1頭を飼い始めたのが長坂牧場の始まり。その息子さんにあたる長坂幸夫さんにお話を伺いました。

長坂さんは小学校の頃に給食で出された牛乳を飲んで「牧場で搾られたばかりの新鮮な牛乳の方が断然甘い！」と味の違いに衝撃を受けたそう。酪農経営だけではなく新鮮な生乳を利用した製造販売にも早い段階で興味を抱き、学生時代から酪農について専攻し、複数の牧場やジェラートショップで研修を重ねて知識を身につけました。1999年に飲むヨーグルトやジェラートを製造販売する「有限会社タンポポ」を設立。2000年に工場直営店をオープンさせました。

「基礎となるレシピは研修先で覚えることができても、長坂牧場の原乳に合うようにレシピを再構築するのが難しかった」と話す長坂さん。自身が甘すぎは苦手というのもあり、後味はさっぱりしながらミルクの味が感じられるレシピを試行錯誤して生み出しました。